#22 Article 360 Posted at 1991/02/01 00:59:08 by Prof.NORAD (MAP806) [WAR]
Subject: Re:*31 戦争...です。 /359 ......... /322 /276
イラク側から考えてみると・・・・ イラクはイランとの戦争でかなり疲弊していたはず。(長期化した戦争の当事国で、 疲弊しない国など存在しないのが普通。しかも勝敗は決してない) そういった意味では本来はクゥエート侵攻などは考えられません。しかし・・・ もしイラク国内での経済など国民生活が破綻に瀕していたとすれば・・・? 独裁者であるフセイン大統領が国民の批判を国外に向ける意味で侵攻したとすれば、 ある程度の侵攻の理由がつかめます。 イラクのクゥエート侵攻による利益は・・・・ 1 クゥエートからのイラ・イラ戦争時の借金をチャラにできる。 2 クゥエート内外の膨大な資産を接収でき、イラク国民生活のために使うことが出 きる。 3 ルメイラ油田の確保により、中東一の産油国となりイラク経済の立て直しと、ア ラブ内だけでなく、国際的な発言力を高めることが出来る。 というものでしょう。 さて、今回の戦争を歓迎するのは? フセインであるとも考えることが出来ます。 イスラエルは、今回の湾岸戦争とは無関係ですが、イラクは無理やり関連づけていま す。イスラエルのバックには米英がついていて、そのためにアラブは基本的には反米な わけです。そういった意味で、米国と対決した、という意味だけでもアラブ世界内では かなり優位な立場でいられますから。適当なところで講和して、ルメイラ油田とブビア ン島割譲となれば、やはりそこそこの利益もあるわけですしね。しかもこの場合は産油 高でアラブ一になれるわけです。戦争という事態になったことで、イラク国民は戦意を 高揚させられて、しかも「ジハード」ということで(イスラム原理主義者も多いですか ら)熱狂状態で・・・・すでに国内の「敵」は見ずに国外の敵をみているのですから。 N教授