#218 Article 124 Posted at 1996/08/21 15:11:19 by ヒライマ (MAP6478) [NO.06]

Subject: Re:*4 みんなで海へ行った日 /123 ... /118 /114

同じものを観ても(読んでも)感じ方は人によってずいぶん違うものですね。

気分を悪くされたのでしたらすみません。

わたしが納得がいかなかったわけをもすこし説明しますね。

11年間いっしょに暮らしてきて、春美パパは拓也のことを本当によくわかって
いると思います。信頼もしているでしょう。でも、拓也を見続けてきてこういう
ふうに思ったことはないでしょうか。
「拓也は本当によい子だ。だけど、ひょっとして、なにかのひょうしに
 とんでもないことをしでかすことがあるかもしれない」
人間にはそういう怖さってありますよね。とくに子どもを見てるとそういう危うさ
を強く感じます。
春美パパと拓也のきずなは本当に強いものですけど、でも、春美パパにも
わからない部分が拓也にはあって、それを春美パパも感じていて、そういうものに
対するおそれを春美パパも人の親ならば持っているのではないでしょうか。

「ちょっと奥さん、お宅の○○ちゃん、XXなことしてるって聞いたわよぉ」
と言われたのに対し、
「まさか、○○はそんなことしないわよぉ」
と答えてアハハと笑う、でも後でなんだか不安になってくるという、アレですね。

そういうわけで、春美パパがためらうことなく「絶対にありえない」とか「全財産
かけてもいいぞ」とか言える気持ちがわからないのです。
「もしかしたら・・・」と疑い、「でも、考えてみたら拓也はそういうことの
できる子じゃないよな」と思い直してそういうふうに言うのならわかります。
あるいは必死になって拓也をかばうという親ばかな展開でも理解できます。
念のため書いておきますけど、親ばかだからダメだなんて申しません。
親ばかだろうがなんだろうがいい話はいいのですから。
要は、春美パパの気持ちがよくわからないということです。

それだけ拓也を信頼しているんだと言われそうですが、海辺での面白い
エピソードをさんざんやった後で突然ああいうシーンがでてきても納得できない
のです。
全幅の信頼をみせても不自然にみえないようにするためには相当な準備が
必要だと思います。春美パパが拓也をどう思っているかがずっと問題に
なっていて、そういうエピソードをいろいろみせてくれたうえで
やってくれていたらまた違った印象をもったかもしれません。

もちろん過去の話の中ではいろいろみせてくれています。
それだけでなくて、今回の話の中でもいろいろみせてほしかったのです。

                                   ヒライマ(MAP6478)