#212 Article 613 Posted at 1996/08/28 09:46:35 by 北小路あきほ (MAP4011) [TAIBATU]

Subject: Re: Re: 水色時代における体罰の考察 (Re: ほとんど雑談、すみません) /599 ... /565 /564

条件反射の発見者といえば、パブロフの犬が有名ですね。
(選択者は高等学校生物で習うと思いますが、イヌの胃に穴を開けて・・・ってもの)
 このロシアのパブロフを、実はレーニンが直接呼び、国民の共産主義教化に
役立たせるため、人間についての条件反射の研究を命じたと言われています。
 条件反射の発見者はこのロシアのパブロフしかいないのですから、条件反射に
関する教育論はすべてこのレーニンの命じた研究に拠っているとしか考えられ
ません。
 そういうわけで、確かに条件反射は元々動物実験により確立された理論で、
人間に当てはめたのは何を隠そうレーニンなのです。

 その後、徹底した人間性悪説に基づくスターリン独裁下で、この理論を全面的に
取り入れたのがマカーレンコの教育論です。性悪説に基づく教育論と聞くだけで
私は寒気がします(^_^;)これがやぶうち優さんも言ったという「私等ってたたかな動
かへん動物なんやもん」の正体だと思います。私自身マカーレンコの教育論は図書館
でパラパラとページをめくっただけで熟読していないのでなんともいえませんが。

  ロシアではつい最近まで(今でも?)この性悪説に基づく管理教育が行われていた
のでしょうね。公教育への不信感が大変強いそうですし。

 その後、このマカーレンコが、日本でのGHQによる全体主義教育の改革後も、
ソ連東欧など東側陣営を神聖視する(当時、高度成長前の日本にとって、計画経済の
東側の発展は憧れでした)日教組によって信奉され、全体主義教育が否定されたはず
の日本にソ連から再流入し、高度成長に伴う経済界の詰め込み要請とあいまって日本
型管理教育を編み出したわけです。教育現場はソ連などと変らなくなったわけですね。
その後学生紛争を機に自由教育運動が広がっていったというのが、我が国における
支配的教育理論(イデオロギー)の沿革ではないでしょうか。

 世代をいくつか経た後も、日本の教育学生ではマカーレンコ信奉者は生き残っている
のでしょうか? 体育教師は、旧軍隊体質を受け継ぐということでソ連型とは別系統
だと思いますが。日教組にはソ連崇拝の弊害が今でも悪平等主義など生き残っている
ようです。

 以上、「条件反射」理論について補足しておきます。

					MAP4011 あきほ
P.S.
  δ-WAVE さん大変的を得たお返事ありがとうございます。回答は必ず行いますので
しばらくお待ちを。 なんだかおもしろそう(interesting)な議論になりそうなので
期待しております。