#212 Article 410 Posted at 1996/06/22 03:26:41 by 北小路あやめ (MAP4011) [NO.05]
Subject: Re:*6 すれちがい /288 ... /260 /244
かなり話題が古くなってしまいましたが、一ヶ月ほど悩み、その後の考えたこと の報告ということで。 細かい話では論点が通じないので、抽象的にいきます。 > 「『水色時代』という名前のアニメ」 > という粗悪なコピー商品ではなく、 > 「アニメの『水色時代』」 > という《本物》を期待しているのでは。 プロの才能ある漫画家は、締切前、本気で原稿を描いているとき、魂か何かが 筆に乗り移ってゾクゾクしながら描いたと感じるんだそうです。 これには理由があります。 創造性を司るA10脳神経が興奮して、創造性や恋愛の快感にかかわるホルモン (ドーパミン)が大量に放出され、ナチュラル・ハイの恍惚状態になって、 そのいわば霊感によって原稿が創造されているのです。 これが「才能」なんだそうで。 それを読んだ読者も同じ様に(人によって量が違いますが、作者よりは大抵少ない) ホルモンを放出して興奮し、同様の擬似体験をすることができるのです。 ニセモノのこういう体験もあります。オウム真理教の薬物修行や、覚醒剤でも 同様の経験が出来ます。 しかし、漫画や小説という紙切れや、テレビという映写機や、あるいは音楽= 単なる音の羅列、あるいは恋愛にだって、薬物を使わずすばらしい恍惚的興奮を 引き起こすことが出来るのです。西洋人はこれを、芸術と呼びました。 ただ「おもしろい」のじゃなくて、わかるかな、心の底から沸き上がる喜びの ようなものなのです。 私の言う「魂」「愛情」とは、このことなのです。 ただ、この(ドーパミンの)レベルは、人によって様々。低くてなんでも満足 の人もいるし、非常に高くて、不満が講じてそのまま創造者にまわる人もいます。 そしてこれは先天的に決まる要素もあって、後天的な訓練による要素もあります。 あまり先天的な面もあることから言いたくないけど、人によって「おもしろい」 「つまらない」と話の通じない理由はここにあると思われます。 そこで、本題。やぶうち優先生は才能ある漫画家です。多数の読者に感激を 引き起こすことが出来ます。これをそのまま「本物のアニメ」化しようと思えば、 「やぶうち優」のクローンを大量に集めてスタッフにしないと不可能なんでしょう ね。 この場合、まぎれもない「本物」の「アニメの水色時代」が制作できるでしょう。 制作の過程では、結果は、脳A10神経のホルモンの一番貧弱な方に合わせることは やむを得ないでしょう。から、完璧なものは作れなくて当たり前と、もう開き直って います。 粗悪なコピー商品になって当然なんでしょう。 「粗悪なコピー商品」というよりは、「当事者にできる、精一杯の努力の結晶」。 結論を言えば、人事もいろいろあるし、全員が好きで手掛ける作品ばかりでない 「グループ・法人制作型メディア」には、完璧というか漫画家や小説家などの 「一匹狼型の文芸」のレベル、は、絶対に期待できない、ということ。 思い知りました。 で、結局、現在アニメ版水色からは、脱落してやんの。(笑) 日本では、「人はみんな平等で同じ」と言われるけど、現実はそんな奇麗ごと じゃないなんて、アメリカにでも逃亡しないとわからない。 やっぱり、人によって特に感受性などは全然違うということで、ね。 この考え方では、多様な意見があってしかるべきでしょうか。 というわけで、一原作ファンの戯れ言です。興味のない方は読み飛ばしてくださ れば幸いです。そのままお話を御続けになってくださいな。 自分の国語力の無さが情けない MAP4011 あきほ PS. 閉じこもって逃亡してましたけど、誰でも一人になりたいときってあるよね。 PS2. そりゃ、公共の場であるネットワークにおける人間関係や他者への配慮は必要 でしょう。私は書かないことにするわけです。