#210 Article 15058 Posted at 2000/12/24 07:45:31 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]

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劇場アニメ。

『タッチ 背番号のないエース』(1986/4/12)グループ・タック
 30%を超える高視聴率を上げたテレビアニメ『タッチ』の人気により映画化
された作品。劇的な和也の死までを新たに完全劇場映画用に描きおこした。
 監督の杉井ギサブローは「和也と達也が双子であるということが、この作品
の重要なファクターになっている。だから映画は双子の視点から見つめた物語
にしました。和也の死によって、達也は和也を自分の中に取り込んでしまった
のではないだろうかとぼくは考える。このシーンには原作にない映画独自のエ
ピソードを入れて、新鮮な感動を味わってもらいます」と語っている。
 浅倉南役の声優の日高のり子は「南はTVの時は割とスッと病院へ行っちゃ
ったんですけど、映画では原田君から『皆がんばってるんだから、お前も見て
てやれ』って言われるんです。台本読んだ時、『そうなんだ!!そうなんだ!!』
って入りこんじゃったんですよ!でもよかったって思ったのは、南ちゃんって
悟り切った所あるじゃないですか。それが立ち去りかけて原田君に止められた
時、心かき乱される所がすごく出てたんで、人間ぽくて嬉しかったですね。ホ
ントに普通の女の子の所がパッと出ますよね。だからより感動的であり魅力的
ですね。」という。

『メガゾーン23 PARTII 秘密く・だ・さ・い』(1986/4/26)あいどる、ビクター音産
 OVAの劇場公開版。ビデオ版では、省吾と由唯のベッドシーンが数カット
削られた。

『100ばんめのサル』(1986/5/25)東京メディアコネクションズ
 人間社会をサルたちの社会にたとえたアニメ+ドキュメンタリーフィルムで
構成した20分の短編映画。国際平和年記念作品。

『プロジェクトA子』(1986/6/21)創映新社
『旅立ち 亜美・終章』(併映)創映新社
“くりぃむレモン”シリーズでアニメ界に新風を巻き起こした創映新社が挑戦
した一般向けの劇場が『プロジェクトA子』である。テーマ性や作家の個性を
押し出す作品の多い中で、あえてテーマを持たず、本来アニメーションの持つ
特性を最大に生かして、SF、パロディ、アクション、ファンタジーの要素を
含んだ作品。後に続編がビデオ作品として制作され、人気シリーズとなる。
 監督の西島克彦は「今、何故『A子』なのかという事を考えてみると、アニ
メ業界の流れとして、完璧な子供向けで、明るく脳天気なものなどはあるので
すが、大人向けというか一般指向に走った芸術作品の様なテーマを主体とした
作品が増えて来てると思うんです。それはそれで面白いし、受けやすい部分で
あると思うのですが、逆にテレビ世代で育ってきた僕達にとっては、もっとア
ニメ本来の“マンガ”的要素がすごく欲しかったんです。それに理屈だけで割
り切られてしまうものなんて面白くないし、テレビの場合でも枚数制約とかが
あって、セリフの重要度にのみ集中するみたいな所があるから、本来の動きと
かで楽しむ部分が少なくなってきているんですよね。そういった意味でアクシ
ョンに重点を置いて、セリフとかストーリー性をはずした部分で楽しんでもら
おうと作品を作ってきました。」と述べている。
 併映の『旅立ち 亜美・終章』は“くりぃむレモン”で最も人気の高かった
美少女キャラ亜美を主役にした一般向け劇場公開作品。1984年8月5日『媚・
妹・Baby』で始まったストーリーはここに結末を迎えることになり、亜美
は幸福になれるのだろうか?と2年近くハラハラしてきたファンにとっては、
やっと一段落というところだった…のか?ちなみに、1988年からのビデオの新
シリーズ『亜美・それから』ではキャラデザインが富本起矢でなくなり、亜美
の顔がどんどん変わることになる。

『プロジェクトA子』は徹底的に絵が動く楽しさを見せてくれました。内容は
無いですが、アニメーションならではの魅力があったと思います。
                        21世紀まで、あと8日    高木志郎アオ