#210 Article 14996 Posted at 2000/11/17 06:24:13 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

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9月のテレビアニメ。

『よろしくメカドック』(1984/9/1~フジ)竜の子プロ
 次原隆二が「少年ジャンプ」に連載した漫画のアニメ化で、車を題材にした
テレビアニメはカーレースの迫力を前面に出し視聴者の支持を得る方向の作品
が多いが、本作は市販されている普通車を奇抜なアイディアでチューンナップ
するという異色作。素人にはとっつきにくい印象がある車のチューンナップと
いう題材を、親しみやすい絵柄と主人公の性格描写でカヴァーし、良質の青春
グラフィティーに仕上げた。作品のリアリティを追求し、本物のチューニング
ショップで劇中に使用する効果音を収録するなど演出にも熱意が込められた。
 スポンサーの森永製菓がグリコ森永事件で抜け、有井製作所、LSといった
プラモメーカーを主軸に新たに商品展開された。制作現場も、主力スタッフの
入れ替えがあったが、『サザンクロス』スタッフの途中参加などで健闘した。

『ナイン 完結編』(1984/9/5~フジ)東宝、グループタック
 日生ファミリースペシャルで過去2回にわたり放映された『ナイン』第3部
で、あだち充独特のテンポをアニメにも生かした、笑いあり涙ありの完結編。
 百合の声が、倉田まり子から安田成美に変わった。
 監督の杉井ギサブローは「一~三部は、別作品のつもりで作りました。イメ
ージとしては、若さの持つ不安定さ、見た後のさわやかさを心がけました」と
語っている。

『ふたり鷹』(1984/9/27~フジ)国際映画社
 新谷かおるが「少年サンデー」に連載したバイク漫画のアニメ化。国際映画
社の倒産で、ふたりの鷹が世界にはばたく前に打ち切られた。
 国際映画社は、当初自社現場を持たず、葦プロダクションや東映動画などの
制作会社と提携して作品を手がけ、野心作もあった。が、『スラングル』の頃
自社制作スタジオを持って低予算の若手中心のスタッフによる作品も発表する
ようになり、脚本、作画、演出が稚拙なものが増えてファンからもテレビ局側
からも見放され、壊滅してしまったのだった。
 チーフディレクターの四辻たかおは「この作品を選んだのは、たまたまです。
やはり、緋沙子というキャラクターがおもしろかったもので(笑)。あのキャ
ラに、ホレこんだんですね」という。
 沢渡緋沙子役の声優の藤田淑子は「原作を読みましたが、すごくおもしろい
役ですね。今怒ったのに、もう笑っていたり―演技という点では、すごく難し
いんですけれどね(笑)。でも、第1話で、なんとなくわかったみたいです。
緋沙子って人がすてきなのは、母親くささがなくて、友だちみたいなところで
すね。こういう、いろいろな面を持つ役って、やっていておもしろいですよ」
と語っている。

『メカドック』といえばヨタハチはお元気ですか?>TMVさん
                        21世紀まで、あと45日    高木志郎アオ