#210 Article 14988 Posted at 2000/11/12 09:50:56 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

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'84年4月のテレビアニメ。

『オヨネコぶーにゃん』(1984/4/3~テレ朝)シンエイ動画
 市川みさこの『しあわせさん』のアニメ化。
 オヨヨ役の声優の神谷明は「この作品は、ぼくの目標である都会的センスの
コメディにとても近いもので、ぼくが感じた親近感のあるおもしろさをどこま
で見る側に伝えられるかがポイントとなるはず。オヨヨのアクの強さを大げさ
に演じてしまうとリアリティがなくなってしまうので、自然にサラリとやって、
どこにでもいそうなズーズーしいけど憎めないキャラにしたい」と語った。

『まんがどうして物語』(1984/4/7~TBS)DAXインターナショナル
『まんがはじめて物語』に続くシリーズ第2弾。『欽ドン!』でOL役をした
松居直美と、ロクベエのコンビが活躍。声優は、野沢那智を筆頭に戸田恵子ら
劇団薔薇座の主力が出演した。

「ガラスのようにもろくこわれやすい仮面。人は素顔を隠してそれをかぶる。」
『ガラスの仮面』(1984/4/9~NTV)エイケン
 美内すずえが'76年から「花とゆめ」に連載した漫画のアニメ化。原作は、
今も続く大長編で、演劇を目指す少女を主人公に圧倒的なドラマを見せ、一般
からマニアまでを読む快楽に引きずり込んだ。1度読み始めたら最後、途中で
やめることができない麻薬的漫画である。
 原作の美内は「北島マヤのヒントになったのは小さい頃にみた映画『王将』
にでてきた坂田三吉です。将棋には抜群の才能を持っているけれどその他のこ
とはさっぱりという主人公を見て、世の中にはこんな人物がいるんだろうかと
とても印象に残っていました。」と語っている。
 総監督の杉井ギサブローは「『ガラスの仮面』という話は、物語の質として
は、難しいのかもしれませんね。ですから、ああいう作品をフリーに作ってし
まうと、アニメとしては面白くなくなってしまいます。その点では、僕自身、
もう少し、現場にくいこんでいた方がよかったかなと反省していますが(笑)。
しかし、仕事としてみると、これは非常に面白い。なにしろ、原作が面白いで
すからね。ストーリー背景も演劇界ということで、これまでのアニメにはなか
ったでしょう。原作では、その中で、人間を非常にドラマチックに描いていま
すね。それをアニメにするとなると、難しいですよ。アニメは、キャラクター
は描きやすくても、人間のドラマとなると不得手ですから。まあ、それだけ、
やりがいはありますね。原作をネタに、どうテレビアニメ化するか―挑戦して
いるというところです(笑)。」という。

『チックンタックン』(1984/4/9~フジ)学研
 石森章太郎が'78年から「1年のかがく」「5年の科学」に連載した『チク
タク大冒険』のアニメ化。最新科学やSFに造詣の深い石森ならではの作品で
チックン王子がタックンハットやミコちゃんらと不思議な現象や事物に挑む。
このような学年誌連載は毎年読者が入れかわるため、1年間のサイクルで構成
されていた。
 アニメはアール星から“ワルチン大事典”を盗んで地球に逃亡したドクター
ベルとチックンとのドタバタ追跡劇を描いたSFギャグになった。
 第6話は、スタジオぎゃろっぷの辻初樹の初作監作品。辻初樹は少女漫画家
出身で、いがらしゆみこのアシスタントも2年間経験した。いがらしのところ
で『キャンディ・キャンディ』のテレビを見るうちに、自分が描いた絵が動く
って楽しいなと思うようになり、いがらしの紹介でアニメに移ったという。
 辻は「実際にやってみて、自分にはアニメのほうがおもしろかった。マンガ
ではぜったい描かないポーズまで描きこみ、それが思ったとおり動くのがアニ
メの楽しいところですね。『チックン』でもスピードとアクションの限界を追
求していきたい」と述べている。

『らんぽう』(1984/4/5~フジ)NAS
 内崎まさとしが「少年チャンピオン」に連載したギャグ漫画のアニメ化。
 土田プロの『さすがの猿飛』のスタッフが制作を担当したが短命なシリーズ
として終わった。

『アタッカーYOU!』(1984/4/13~テレ東)ナック
 小泉志津男の小説『いま、白球は生きる』(実録イトーヨーカドー・バレー
ボール)を原案としたスポーツアニメ。
 プロデューサーの戸井田博史は「今まで数多くのスポーツ根性ドラマがあり
ました。つらい練習、そして、絶対に勝たなければならない試合を通して、人
間の根性を美しく描いてきましたが、どの物語も、一点には暗いイメージをも
っていました。しかし、スポーツとは暗いものであってはいけない、常に自分
の青春のために勝敗などに関係なく、明るく、さわやかに、…、ということを
『アタッカーYOU!』を通して皆様にアピールしています。」と述べた。

『超時空騎団サザンクロス』(1984/4/15~MBS)竜の子プロ
 超時空シリーズ第3弾。キャラ原案を湖川友謙、メカデザインをタツノコの
メカデザイン部門として設立されたアンモナイトが担当し、前2作のデザイン
イメージを一新した。主役の3人を女性隊長にするなど大胆な設定を盛り込み
これまでの男性中心のアクションものとは違った面白さを引き出そうとした。
マーチャンダイジング先行で、商品の機甲スーツが100体以上というこだわり
を見せたが、多彩なメカニックに重点が置かれたため、物語の魅力を出せない
まま半年で放映が終了した。ちなみに、日高のり子は本作でアイドルから声優
に転身した。
 本作終了後、タツノコ制作の『マクロス』『モスピーダ』『サザンクロス』
をまとめて『ROBOTECH』と総称、アメリカのシンジケーションで放映
された。

 ウチのサークルの同人誌「アニメ麻雀」の創刊号のネタは、『とんがり索子
(ソーズ)のメモル』と『ガラスの両門(リャンメン)』で、この後の時期に私は作り手
として同人活動を始めました。が、コミケの抽選には落ち続け、主にコミック
スクウェアで活動していたマイナーサークルでした。
 まぁ、今も相変わらずマイナーだけど…(苦笑)。
                        21世紀まで、あと50日    高木志郎アオ