#210 Article 14963 Posted at 2000/10/30 06:41:55 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
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劇場版映画。
『ナイン』(1983/9/16)東宝、グループ・タック
劇場版『ナイン』は、スペシャルでテレビ放映されたものと物語は同じだが
オープニングのほか場面でも新作カットが加えられ完成度が増した。中尾百合
役が石原真理子から倉田まり子に変更され、オープニング用に、『青いフォト
グラフ』という主題歌が新しく作られた。
監督の杉井ギサブローは「TVアニメ、国産第1号の『鉄腕アトム』以来、
アニメ作品の大半は雑誌の人気マンガを原作にしたものがつくられ続けてきて
いる。この仕事を生業にしている私も、そうしたアニメづくりに20数年のあい
だ関わってきているのだからもうすっかり人気マンガをアニメ化する手ぎわに
ついては鍛えられていてもよい筈である。ところが、毎度のこと四苦八苦する。
この仕事のもっとも始末が悪いところは原作がストーリィと共に誌上ですでに
視覚化されて読者にすっかり映像的世界を残してしまっているということだ。
ことに現代のコママンガは動きのイメージをうったえることもうまい。そうな
ると、アニメ作品としてあらたにどのような魅力を盛りこむことができるのか
という問題に毎度のことぶつかる。あだち充氏の『ナイン』もたいへん魅力の
ある作品である。原作が魅力的であるほどこの問題のカベも厚い。あれこれ思
いあぐねているうちに、原作の『ナイン』がそっくりそのまま映画になったよ
うな作品をつくることにチャレンジしてみようと思った。これもまた、成功率
の低い挑戦で、それなりにエンターテナーの仕事として面白いだろうと考えた
からだ。実際につくりあげてみて、やはり人気マンガのアニメ化はむずかしい
とあらためてまた考え込んでいる。」と記している。
同時上映は、同じあだち充原作の『みゆき』だが、こちらは宇沙美ゆかり、
三田寛子主演の実写版だった。
『宇宙戦艦ヤマト完結編』(1983/11/5)
同年3月に公開されたものを、当初の目標だった70ミリ画面、6チャンネル
ドルビー方式で再公開した作品。ヤマトが出撃する前に、島大介、次郎の兄弟
がサッカーをやる印象的なシーンが追加されたり、森雪のヌードシーンの一部
がカットされたりして、全体のまとまりにも完璧をめざして手が加えられた。
『里見八犬伝』(1983/12/10)角川春樹事務所、東映
滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』をモチーフにした、鎌田敏夫の新解釈による
『新・里見八犬伝』を、映画用に更に大幅にアレンジした作品。八剣士と妖怪
の闘いが展開した。
大ムカデと大蛇は造型会社ツェニーが、魔像“御霊様”は『宇宙からのメッ
セージ』('78)の宇宙船団などで知られる大林工房が製作。
“御霊様”は『レイダース失われた聖櫃』('81)の大岩石のように転げ回って
主人公・静姫(薬師丸ひろ子)、親兵衛(真田広之)を追いかけ回すが、球体
と違って不定形なのでどこへ転がるかわからず、撮影は苦労したらしい。
今月25日、東京地裁は『ヤマト』の西崎プロデューサーに対し、銃刀法違反
や関税法違反、覚せい剤取締法違反の罪で、懲役5年6ヶ月の実刑判決を言い
渡したそうです。手塚治虫先生は、西崎のことを虫プロを潰したと怒っていた
そうですがホントにとんでもない奴だったんですね。私は西崎色の濃くなった
後期の『ヤマト』は見てないんだけど…。
21世紀まで、あと63日 高木志郎アオ