#210 Article 14941 Posted at 2000/10/16 06:51:12 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: 1983
1983年の実写番組。
『火星年代記』(1983/1TBS)ビアコム
レイ・ブラッドベリーが1950年に発表した古典的SFを原作として作られた
ファンタジックな作品。
1999年、人類による火星植民地化が進行、火星人はテレパシーと幻覚を操る
能力で地球人の侵略を阻止しようとしたが、地球人が持ち込んだ病原菌により
滅亡してしまった…。
『科学戦隊ダイナマン』(1983/2/5~テレ朝)東映
スーパー戦隊シリーズ第5作目。メインプロデュースが吉川進から鈴木武幸
に交替。鈴木は長浜忠夫監督『闘将ダイモス』等のアニメを企画した経験から
よりスケールの大きいドラマを作るには正義側だけではなく、悪にもドラマが
必要と考えた。そして悪の側のドラマ性が強調され、メギド王子を中心に、敵
ジャシンカ帝国内部で父と子の関係、権力闘争等のドラマを盛り込んだ。
ゲストキャラクターデザインに出渕裕が加わって、魅力的なキャラクターが
多く登場し、特撮ファンのみならずアニメ世代の若者に広くアピールする作品
となった。
『アンドロメロス』(1983/2/28~TBS)円谷プロ
幼年誌とのタイアップで生まれた作品。『ウルトラマン80』終了後、'81年
5月から小学館「てれびくん」や各学習雑誌に『ウルトラ超伝説』として掲載
された。当初は、雑誌だけの展開で、ウルトラ兄弟がコスモテクターをつけた
ウルトラ超戦士という設定で登場した。が、回を重ねるごとに設定が変化して
ウルトラ超戦士=アンドロ族というテレビ版の設定が完成した。
常に新しい作品を求めるスタッフにより、ビデオ撮影と合成、大野剣友会の
登用によるアクション面の強化、過去のウルトラ人気怪獣をモデルにした怪獣
戦艦やメカバルタンの登場など魅力ある要素が盛り込まれた。しかし、当時の
ビデオで撮影された画面は、ディティールがはっきり見え過ぎ、フィルム作品
のような迫力に欠けるところもあった。
『宇宙刑事シャリバン』(1983/3/4~テレ朝)東映
シャリバンの初登場は『宇宙刑事ギャバン』の最終回で、ギャバンの後任と
して地球防衛の任務につく。新しいヒーローものの路線を創造すべく生まれた
『ギャバン』は成功を収め、“宇宙刑事シリーズ”第2弾となった本作は前作
で評判になったコンバットスーツなどの諸要素をパワーアップさせた。内容的
には『ギャバン』の父捜しのドラマに対し、伊賀電(渡洋史)の故郷イガ星の
再興という大きな柱があり、完成度は高かった。
太陽を背にしたシルエットによるシャリバンクラッシュなどカッコイイ映像
で、特撮ファンを中心に絶大な人気を得て、アニメ界にも影響を与えた快作。
『おーい!はに丸』(1983/4~NHK教育)
埴輪を主人公にした幼児向け番組。はに丸(CV:田中真弓)は'90年まで長期に
わたる人気キャラとなる。はに丸、ひんべえの人形はカッパ座が担当。
『月曜ドラマランド』(1983~フジ)
月曜夜7時30分~8時54分の1時間半枠に放映された単発ドラマシリーズ。
NG集の公開等『翔んだカップル』シリーズの青春コメディ路線のノリを受け
継ぎ、人気漫画などを原作に選び若手アイドルが出演するというバラエティ色
豊かなものだった。
小泉今日子・中山美穂・荻野目洋子・南野陽子・三田寛子・富田靖子ら人気
アイドルが主演したオムニバスシリーズ『夢カメラ』や、畠田理恵の『バケル
くん』、荻野目洋子の『赤毛のアン子』など藤子不二雄原作ものもあった。
ねずみ男が竹中直人、子泣きじじいが赤星昇一郎という『ゲゲゲの鬼太郎』
や黒崎輝主演『仮面の忍者 赤影』、うらさわよしお脚本でメフィストを佐藤
B作が演じた『悪魔くん』など往年の東映作品のリメイクも放映された。
アニメに影響された実写作品、アニメに影響を与えた作品、雑誌媒体や漫画
の実写化など、それぞれのメディアが互いに影響を及ぼしあって、映像の世界
が広がってきました。
21世紀まで、あと77日 高木志郎アオ