#210 Article 14827 Posted at 2000/07/19 06:38:08 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: Re:*6 1979 /14825 ... /14818 /14816
そして、現在まで20年以上放映されている国民的SFアニメが登場した。
『ドラえもん(新)』(1979/4/2~テレ朝)シンエイ動画
旧『ドラえもん』は1973年に放映されたが、『マジンガーZ』の裏番組で、
知名度も低く、26話で打ち切られた。(Art.14656参照)
テレビからは姿を消した『ドラえもん』だったが、原作は学年誌を活躍の場
として、子どもたちに夢を与え続け、静かなブームを呼んだ。放映が終わった
翌年(1974年)から刊行された単行本(てんとう虫コミックス)は、4年間で
1500万部という驚異的売れ行きを示す。
しかし、どんなに単行本が売れようが、アニメ化の話が再び持ち上がること
はなかった。なんといっても一度失敗した作品である。誰かがその気になって
執念を燃やさないかぎり相手にしないのがテレビの世界の常識である。
そのテレビ界の常識に挑んだのがシンエイ動画だった。『ドラえもん』なら
再登場しても必ず当たると執念を燃やしたのだが壁は厚く、どの局でも半年で
終わったものを取り上げようとはせず、テレビ朝日での放送決定までに6年間
かかったという。原作の良さもさることながら社運を賭けたこのシンエイ動画
の執念こそが現在に続く『ドラえもん』を誕生させたのである。
『ドラえもん』は当初は毎週月曜から土曜まで午後6時50分から7時まで毎日
放映する帯番組で、平日に見られなかった子どもたちのために日曜午前9時半
から30分枠で再放送するという画期的な放送形態で大ヒットした。そして以後
のシンエイ動画による一連の藤子アニメブームの引きがねとなった。
「♪こんなこといいな できたらいいな あんな夢こんな夢 いっぱいあるけど」
主題歌の歌詞は社内公募で、当時子どもだった社長の息子・楠部工の作品が
選ばれたという。この歌は、大杉久美子から山野さと子に歌い継がれ、1996年
大晦日のNHK『紅白歌合戦』では亡き原作者を偲んで出場者全員により合唱
され、2000年には誕生30周年記念でウィーン少年合唱団が歌った名曲でる。
日曜朝の再放送は多くの家庭で頭痛の種となったそうです。せっかくの日曜
なのに子どもたちはテレビを見るために起き、家中に響く声で主題歌を歌って
画面に一喜一憂し「日曜くらいゆっくり寝かせてくれ」というお父さんの悲鳴
は全国に広がったといいます。
私に日曜の朝起きてテレビを見る習慣がついたのも、これ以来のような気が
します。今では『セーラームーン』の再放送から『ムーぽん』『ニャンダー』
『タイムレンジャー』『クウガ』『どれみ#』『デジモン02』『はなまる』と
見てますけど…。『ドラえもん』って日本人のライフスタイルに与えた影響も
大きいのかも知れません。
21世紀まで、あと166日 高木志郎アオ