#210 Article 14778 Posted at 2000/06/16 06:39:26 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: Re:*13 1977 /14775 ..... /14756 /14754
'77年秋のその他のアニメ。
『おれは鉄兵』(1977/9/12~フジ)日本アニメ
ちばてつや原作の剣道漫画のアニメ化。
Aプロダクションの楠部大吉郎はシンエイ動画を作って東京ムービーの傘下
を離れたものの、PRアニメや日本アニメーションの下請けの仕事をやること
になった。楠部が「針のムシロに坐らされた」と語る時代で、多くのスタッフ
がシンエイ動画を離れていくことになる。
「♪ドバッ ドバッと いこうぜ おれは鉄兵だい」
作曲の渡辺宙明は「日本アニメの初めての仕事です。頼まれたときは、ぼく
はアクションものが多かったので、ちょっと意外な気がしました。詩を渡され
て、最初は音頭風に作ったのですが、それをあらたに作り直しました。いろい
ろ苦労した作品です。BGMは私流に作りました。いくらかスマートな鉄兵と
いう感じです。」と述べている。
『まんが日本絵巻』(1977/10/5~TBS)ワールドテレビジョン
歴史と伝説をとりまぜ、日本の文化の底に流れる心を表現しようとした作品
で、必ずしも史実にこだわらず、忍術使い児雷也や鍋島家をめぐる化け猫騒動
などが自由な演出で描かれた。
演出の石黒昇は「いわゆる昔ばなしものとは別だと、はっきりさせたかった
ですね。むこうは絵本調、こちらは劇画に、ということです。リアルな絵でや
ってほしいというテレビ局からの要望もありましたし。ぼくは、SFっぽいも
のも盛りこみたかったんです。たとえば、デニケンの日本の埴輪は宇宙人を形
づくったものだという説なんかです。宇宙人を見た古代人が埴輪をつくるとい
う話も考えました。」という。
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』(1977/10/7~TX12)円谷プロ
円谷プロで『ボーンフリー』の続編企画を放送局や時間帯の変更等に伴って
練り直したもので、人物をセルアニメで表現する手法は同じだが、特撮部分が
人形アニメからミニチュアと着ぐるみを駆使したものに変わり、アクションを
前面に押し出して、内容もストレートな勧善懲悪ものとなった。
前半は立花善と愛の兄妹が合体し、アイゼンボーグ号で恐竜に立ち向かって
特異な存在感を発揮したが、後半は善と愛が再合体してアイゼンボーとなり、
巨大ヒーロー作品に路線変更された。
『若草のシャルロット』(1977/10/29~ABC)日本アニメ
日本アニメ初の少女アニメ。東映動画の魔女っ子路線を手掛けた高橋信也が
キャラデザインを担当して、他の日本アニメのキャラとは違うタッチになって
いる。
「♪あなたは光 シャルロット バラ色の ほほえみに 森の雪も とけてゆく」
以前小野木久美子の名で活躍した、かおりくみこは、この曲が新しい芸名で
のデビュー曲となった。
『アイゼンボーグ』は企画が混乱しきってる感じでした。たしか敵に負けそう
だというので善が愛の回路に飛び込み自殺を図ったらアイゼンボーが誕生した
んですよね。これほど情けないヒーローは空前絶後だと思います。
21世紀まで、あと199日 高木志郎アオ