#210 Article 14695 Posted at 2000/05/04 07:23:56 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
Subject: Re: Re: 1974 /14693 /14692
春休みの劇場版映画。
『春休み 東映まんがまつり』(1974/3/16)
『きかんしゃやえもんD51の大冒険』田宮武演出
『マジンガーZ対ドクターヘル』
『飛び出す立体映画イナズマン』山田稔監督
『仮面ライダーX』
『ミラクル少女リミットちゃん』
『キューティーハニー』
国鉄の計画で'74年には全国から姿を消すことになった蒸気機関車に一部の
関心が集中してSLブームとなり、阿川弘之原作の『きかんしゃやえもん』を
ふくらませて漫画映画を製作。本編の約3分の1が蒸気機関車の実写フィルム
という異色な構成の作品となった。
演出の田宮武は「私自身、劇映画の出身ですが、まさか動画スタジオに来て
実写の監督をやることになるとは考えてもみませんでしたので、正直いって魚
が水を得たような気分でうれしかったですね。表現方法の技術的な処理の話に
なりますが、実写部分とアニメ部分の接続にO・L、ワイプなどを意識的にさ
けて、ぜんぶカットカットでつないでしまいました。『キネマ旬報』で、この
あたりをかなり酷評されましたが、私は自信をもってつなぎましたし、いまで
も間違ってはいなかったと思っています。」と述べている。
関東地方では『キューティーハニー』は25分番組で、エンディングはカット
されていたので、劇場で「夜霧のハニー」を初めて見た青少年たちは前川陽子
のムードたっぷりの歌唱、荒木伸吾の華麗な画面に驚いたといわれる。
『春休み 東宝チャンピオンまつり』(1974/3/21)
『ゴジラ対メカゴジラ』福田純監督
『新造人間キャシャーン』
『ウルトラマンタロウ血を吸う花は少女の精』
『侍ジャイアンツ殺生河原の決闘』
『アルプスの少女ハイジ』
『ハロー!フィンガー5』
海洋博開催を翌年に控えた沖縄を舞台に、ゴジラ映画20周年記念作品として
公開された『ゴジラ対メカゴジラ』では、ゴジラそっくりのロボット怪獣メカ
ゴジラが登場した。シャープなフォルムを持つメカゴジラの総攻撃シーンは、
火薬効果と光学合成によって徹底して派手に展開され、かつての東宝特撮映画
には無かったコントラストの強い、新たな特撮イメージを誕生させた。
特技監督の中野昭慶は「メカゴジラは六〇年代前半の悪役ゴジラを彷彿させ
て、完全に主役のゴジラを食ってしまったといわれました。でも、ここまでき
たらゴジラを最大のヒーローにするには、ゴジラにとって手に負えない敵を作
るしかないんです。それと、原点回帰の問題がずっと尾を引いていましたから
ね。かつてのゴジラは悪の権化みたいだったけど、今や子どもたちのアイドル
に変身していたでしょ。そんなときに悪玉のゴジラを設定しても、子どもたち
は納得しません。ならば、ゴジラの分身であるメカゴジラに僕らの思いをぶつ
けてみたわけです。」「『ゴジラ対メカゴジラ』では、『ゴジラ対ガイガン』
よりもさらに華麗な映画にしたかった。血を吐いたりするエキセントリックな
シーンがあるから、映画全体を華麗さで印象づけたかった。円谷さんのいう子
どもへの思いやりです。この頃の僕は、演出とは何だろうかと考え込んでいた
時期で、頭の中がモヤモヤしていたから、色彩の美しさで逃げたんです。光線
もあえて七色にしてみたり、クライマックスは光と火薬の競演にしたり。」と
述べている。
『ゴジラ対メカゴジラ』は、メカゴジラが正体を現わす辺りは私も好きなんだ
けど、キングシーサーの眠りを覚ます“みやらびの祈り”の歌を聞いた途端、
頭がクラクラしました。
21世紀まで、あと241日 高木志郎アオ