#210 Article 14650 Posted at 2000/04/07 06:57:49 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

Subject: Re: 1973 /14646

1973年になると、第2次怪獣ブームにもややかげりが見え始めたが、作品の
数は減るどころかむしろ増え、それらの作品が手を変え品を変え様々な世界を
見せた。

『円谷プロ創立十周年記念番組 ファイヤーマン』(1973/1/7~NTV)円谷プロ
 怪獣ものの原点である『ウルトラマン』への回帰を意図して企画され、巨大
ヒーロー対怪獣のダイナミズムなどを再現しようとした。が、実際の物語では
怪獣出現の原因となる地球の異変や、それに対処するSAFの行動の方に重点
が置かれ、その世界は地味なものになってしまい、裏番組『サザエさん』との
戦いに苦戦した。
 岸田森は「やっぱりあの、『歌を忘れたカナリヤ』(放送題名『地球はロボ
ットの墓場』)っていうのを書いたわけだけど、それが一番、ま、自分で書い
たから当然かもしれないけど、それが一番面白かったということと、あの、円
谷の最後の作品なんですよね。ある系列的に言って、『ファイヤーマン』が最
後の作品なんで、それ以後、ちょっとこう、円谷自体が倹約し始めてね。作品
を変えましたから、そういう意味で非常に思い出に残ってる作品ですね。」と
語っている。

「心臓の弱い方、お一人でご覧になる方は、この『恐怖劇場アンバランス』は
ご遠慮下さい。」
『恐怖劇場アンバランス』(1973/1/8~フジ)円谷プロ
 妖怪ブーム末期の1969年夏から『マイティジャック』につぐ一般向け1時間
番組として制作された恐怖ドラマで、子ども向け番組を作ってきたスタッフが
再び大人を視聴対象とした番組に挑戦した意欲作。当時の青年層に支持されて
いた鈴木清順ら日活の映画監督や唐十郎ら演劇界の異才を起用した。
 当初は夜8時台のゴールデンタイムに放映の予定もあったが、テレビとして
は過激な題材と描写のためか、放送されぬままおクラ入りとなって、3年後の
'73年に深夜11時過ぎから放映された。放映決定時期に番組の解説部分を新規
撮影し、案内人役で青島幸男が出演した。

『ジャンボーグA』(1973/1/17~MBS)円谷プロ
 『ミラーマン』同様に円谷プロの秘蔵企画で、1970年に中城健太郎が「小学
1年生」に連載した『ジャンボーX』が企画原案になり、続いて内山まもる他
によって『ジャンボーグA』が学習雑誌に連載された。テレビ化は果たされず
漫画連載は間もなく終了してしまったが、『ジャンボーグA』のキャラクター
はこの漫画の中で完成されている。そして円谷プロ創立十周年記念番組として
制作されることになった。
 宇宙平和を乱すグロース星人の地球侵略が開始。平和を愛するエメラルド星
人は立花ナオキにジャンボーグAを与えた。ナオキはジャンセスナをジャンボ
ーグAに変身させ、自分の動きと連動させて操縦する。戦いが激しくなると、
PATがSGM(『ミラーマン』)から新隊長村上を迎えたり、新たにジャン
ボーグ9が贈られたりして、グロース星人の執拗な侵攻に対抗した。

 岸田森も言ってるけど、この辺で円谷は終わってる感じがします。『地球は
ロボットの墓場』を最初に見た時は私もすごいインパクトを受けました。
                        21世紀まで、あと269日   高木志郎アオ