#210 Article 14630 Posted at 2000/03/31 07:36:12 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

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1972年夏の円谷プロ作品。

『トリプルファイター』(1972/7/3~TBS)円谷プロ
 東映の『仮面ライダー』のヒットによって、それまで怪獣ものを作ってきた
特撮の元祖、円谷プロも新しいヒーローによる現代仮面活劇を創造することに
なった。ヒーローをより視聴者に近づけ、身近な存在にすることを大切にして
製作されたのが『トリプルファイター』である。
 M星を故郷に持つ、SATチームの早瀬三兄弟は、地球を狙うデビル星人の
デーモン族の魔手を払いのけるため、グリーン、レッド、オレンジファイター
に変身、さらに合体してトリプルファイターとなって戦う。
 3人のヒーローが合体して1人のスーパーヒーローになるシチュエーション
も斬新だったが、月~金曜日の毎夕6分間ずつ放映して1週間で30分枠相当の
時間になるという放送形態も異色で画期的だった。

『緊急指令10-4・10-10(テンフォーテンテン)』(1972/7/3~NET)円谷プロ
 CB(市民バンド)無線をドラマに取り入れて、リアリズムを重視して製作
された作品。10-4は了解、10-10はさよならの意味で、通信の最後に、この
10コードを言っていた。
 日本各地で起こる奇怪な事件をいち早く知り、対処するためCB無線を利用
することが考えられた。弱冠30歳の大学教授、毛利春彦(黒沢年男)のもと、
岩城哲夫(水木襄)たち青少年で構成された電波特捜隊のチームは、CB無線
を愛好する一般市民による怪事件や事故の情報を受けて出動する。

 第2次怪獣ブーム、変身ブームで特撮テレビ映画が乱立する中、円谷プロは
十八番の怪獣もの以外の新路線に果敢に取り組んでいます。この時代、円谷は
本格的怪獣ヒーロー『ミラーマン』、ウルトラシリーズに新たな方向性を取り
入れた『ウルトラマンA』、そして『トリプルファイター』『緊急指令10-4
・10-10』と個性豊かな作品を送り出していて、そのチャレンジ精神には魅力
を感じます。
                        21世紀まで、あと276日   高木志郎アオ