#210 Article 14599 Posted at 2000/03/17 06:26:37 by 匿名希望アオ (MAP3887) []

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『クレオパトラ』(1970/9/11)虫プロ
 アニメラマ第2弾。クレオパトラとシーザー、クレオパトラとアントニウス
のラブシーンを中心とするエロティシズム。
 日本で最初の、アニメで映倫カットをうける栄誉に輝いた。
 作画の中村和子は「小島功さんのキャラクターデザインだから、特にどうの
こうのという事はなかったけど、あの大人のお色気というのはえげつなくなけ
れば、別に女性が書いても照れるということはないですね。公開された時、劇
場に女性アベックが多くてね。後のエマニュエル夫人の路線というのをすでに
開拓していたみたいですね。」と述べている。
 手塚治虫は「アニメ化するのは難しく、まったくのフィクションにしてオリ
ジナルにしなかったのが失敗でしたね。小島氏の美術というので僕が意識した
のもあって、彼のムードはしゃれっ気のあるオチ、という感じに徹したのもま
ずかったですね。タイムリーなギャグばかりで、そのあと使えないようなもの
だったしね。編集し直して短くしようと思ったんですが、間にあわなくて、こ
れは赤字になってしまいました。」と語った。この赤字が虫プロ倒産の契機と
なっていく。

 1970年といえば実写テレビ番組にもふれておかねばなるまい。
『ハレンチ学園』(1970/10~TX12)
 1967年デビューした永井豪は、うしおそうじ原作『ヤダモン』(Art.14558
参照)で原作を離れヒゲゴジラを登場させたりして、'68年「少年ジャンプ」
で『ハレンチ学園』の連載を開始。少年漫画でタブーだったスカートめくりや
ヌードを大胆に描き全国のPTAから一斉に非難を浴びた。この漫画の登場で
少年漫画の流れが変わり、タテマエの美学に生きたヒーローはホンネをはき、
アナーキーに突っ走りはじめた。ヌードは、その象徴であった。
 テレビ化された作品は、従来の学園もののイメージを打ち破る、極めて下品
だが伸び伸びとした痛快30分ドラマで、内容に関してスカートめくり等が再び
問題となり、教師、親たちの間で賛否両論があった。24%の好視聴率をあげ、
十兵衛役の児島みゆきが人気を得た。

『クレオパトラ』ではニャロメ、オバQ、カムイ、星飛雄馬といった人気漫画
のキャラクターたちが、チョコッと顔を出すというパロディがあって、アニメ
パロディのさきがけと言えると思います。
『ハレンチ学園』については、原作漫画のインパクトが大きかったです。
 現在エッチなアニパロを見ることができるのも、手塚先生、豪ちゃんら偉大
な先人がこれらの作品を創ってくれたからだと申せましょう。
                                        21世紀まで、あと290日