#210 Article 14597 Posted at 2000/03/16 07:01:13 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
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'70年後半のテレビアニメ。
『キリンものしり大学 マンガ人物史』(1970/8/1~MBS)オフィス・ユニ
歴史上実在あるいは創作上の人物をエピソードを通じて紹介する、もの知り
シリーズのひとつ。ネコとネズミが狂言まわし。
『スカイキッド ブラック魔王』(1970/8/3~NET)ハンナ・バーベラ
前作で好評を博したケンケン&ブラック魔王のコンビを再び主役に招いた新
シリーズ。伝書鳩ポッピー(CV:増山江威子)捕獲をめざして四苦八苦する航空
隊が舞台。ビックリ(大泉滉)発案のポッピー捕獲空中作戦は、いつもいい所で
失敗、ブラック魔王の特殊飛行機は墜落。臆病者のヘッピリ(関敬六)が脱出し
ブラック魔王の頼りは尻尾をプロペラ代わりに回して降下するケンケン一匹。
「ケンケーン、なんとかしてー!」
『男どアホウ!甲子園』(1970/9/28~NTV)東京テレビ動画
「『巨人の星』を見ると、ウソの世界なんですね。野球にくわしい人が見ると
ついていけない。それと“野球なら水島新司”というものをもちたかったです
ね」という水島新司が「少年サンデー」誌上でスタートした。だが、当時1枚
450円の原稿料だった水島は、一挙に1300円の原稿料アップにとまどい、胃の
弱かったこともあり、プレッシャーでダウン。結局、佐々木守を原作者として
立てることになった。
将来必ず甲子園のヒーローにとの願を込めて、祖父に甲子園と名付けられた
野球少年の活躍。アニメは原作の高校1年の部分で終わっている。
「これは、キックボクシングに熱い青春の血のすべてをたたきつけたキックの
王者・沢村忠の、花と嵐の物語である。」
『キックの鬼』(1970/10/2~TBS)東映動画
梶原一騎、中城けんたろうが「少年画報」で連載した漫画のアニメ化であり
東映動画初のTBS系進出作品。理由は明白でTBSがキックボクシング中継
の放送局だったからだ。
主人公が実在のチャンピオンであり、テレビでのキック中継にも実際に登場
したので、このアニメが子どもに与えたインパクトは強烈だった。沢村の真空
飛びヒザげりは現実の必殺技で、アニメでは一層華麗に描かれ、当時の子ども
は休み時間になるとキックのマネをして先生に叱られた。
演出の山口康男は「キックの勉強と称してね、キックの試合をすいぶんリン
グ下で見せてもらったりね。それが楽しかったね」と述べている。
「♪行くぞゴングだ 飛びだせファイト 出てくる奴は ワン ツー パンチ…」
主題歌も沢村忠本人が歌っていた。
『いじわるばあさん』(1970/10/3~NTV)ナック
長谷川町子原作の人気漫画のアニメ化。
『いなかっぺ大将』(1970/10/4~フジ)竜の子プロ
漫画家の川崎のぼる自身が一番気に入っている作品だという。
小学館の学習雑誌への連載当初は熱血少年柔道漫画だったが、動物と話せる
大佐ヱ門はニャンコ先生の弟子となり、早々にギャグに脱線した。
川崎は「一つの分岐点はフンドシがはずれるところでした。なにしろ誌面は
まじめな学習雑誌ですからね。編集部内からも、不謹慎だ、誌面にそぐわない
と反対意見が出ました。それを当時の編集長が、おもしろいんだから、いいん
じゃないか、と強引に押し切ってくれましてね。今、思い返しますと、これを
境に人気はウナギのぼりになったように思います。読者も学年の壁を越えまし
たし…」と述べている。
漫画家集団として出発したタツノコプロが、初めて外部の原作をアニメ化。
リアルなアクションシーンと崩れたキャラのギャグシーンのギャップが楽しい
原作と異なり、アニメ版はほぼギャグのみで構成された。大佐ヱ門(野沢雅子)
とニャンコ先生(愛川欽也)の名コンビぶりは方言を強調したしゃべりとともに
印象深い。当時流行のアメリカンクラッカーを大ちゃんの涙の演出にとりいれ
「どぼじで?」「…だす!」「キャット空中三回転」等の流行語を生み出し、
時代を反映したテレビシリーズになった。
ブル連隊長(雨森雅司)「のらくろ、どっち見てるんだ!キョロキョロするな、
前向いて進め!」
『のらくろ』(1970/10/5~フジ)TCJ
(Art.14479参照)
脚本の辻真先は「田河水泡の原作の人気度は物凄かった。子供の好きな犬こ
ろが、子供の好きな戦争ごっこを演じたのだ。それだけに、この材料を敗戦後
の日本でやるのは、むつかしかった。」と書いている。
『アーチーでなくちゃ!』(1970/10~NET)
『進めや進めスモーキー』(1970/10~NHK)
『魔法のマコちゃん』(1970/11/2~NET)東映動画
魔女っ子アニメの第3弾。原作の浦川しのぶは、横山賢二プロデューサーの
ペンネーム。つまり人気漫画家の原作に基づいた『サリー』『アッコちゃん』
とは異なり、完全なオリジナル作品として企画された。これまでの視聴者より
高めの年齢を対象として青春ドラマ的な内容をめざし、純然たる少女物の性格
が強い作品となった反面、魔法自体の存在意義が薄くなってしまった。結果と
して子どもたちの十分な支持を得られず、3作品のうちで最も短い1年足らず
の放映で終了した。
『幽霊城のドボチョン一家』(1970/11~NET)
狼男(由利徹)、ミイラ男(牧伸二)、ドラキュラ(南利明)ら色物のキャストで
まとめ上げた作品。
『マンガ大冒険』(1970/12~TX12)ハンナ・バーベラ
私的には、小学校の学年が進むに連れて、親に「漫画ばかり見てないで勉強
しなさい」と言われ、風当たりが強くなってきた時期です。
21世紀まで、あと291日 高木志郎アオ