#210 Article 14593 Posted at 2000/03/14 06:31:26 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
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1970年の劇場版映画。
『東宝チャンピオンまつり』では怪獣映画を中心にテレビ特撮、アニメ、短編
映画等をまとめて春、夏、冬休みに上映された。しかし、毎回新作の怪獣映画
を作るわけにはいかず、新作は年1回としてその他は旧作のリバイバル上映と
なった。
『春休み 東映まんがまつり』(1970/3/17)
『ちびっこレミと名犬カピ』東映動画、芹川有吾演出
『タイガーマスク』東映動画
『ひみつのアッコちゃん ばんざいペットくん』東映動画
『チュウチュウバンバン』日本産業映画センター、東映動画、矢吹公郎演出
エクトル・マロー原作『家なき子』をもとにした長編アニメが、『ちびっこ
レミと名犬カピ』である。
『春休み 東宝チャンピオンまつり』(1970/3/21)
『キングコング対ゴジラ』(リバイバル)東宝、本多猪四郎監督
『アタックNo.1』東京ムービー
『巨人の星 大リーグボール』東京ムービー
『やさしいライオン』虫プロ、やなせたかし演出
手塚治虫は『千夜一夜物語』のヒットのお礼ということで、ポケットマネー
を出して、やなせたかしに自由に短編アニメを作らせた。やなせ原作の絵本を
やなせ自身が演出したのが『やさしいライオン』で、彼は「アニメーターや、
協力していく人間、制作していく人間にどうしても、色々考え方がありますか
ら、それをまとめていくのは大変ですけども、ライオンの時は、予算がすごく
少ないという事と、短時間で作るということで、あとの人はほとんどタッチで
きなかった。全く自分の思い通りにやっちゃって、そういう意味で一番僕らし
い作品じゃないかな。」と述べている。
『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970/3/21)大映、湯浅憲明監督
『透明剣士』(併映)大映、黒田義之監督
『“いそっぷ”のおはなしより』(併映)東京中央プロダクション
万博出品のためウェスター島から巨石像が搬出され、その地下から大魔獣が
目覚めた。『ガメラ対大魔獣ジャイガー』の決闘は南太平洋から大阪に移って
展開される。
弱虫な剣士が、姿を消す薬の製法を手に入れ、悪人どもをやっつける『透明
剣士』は、桂三枝ら吉本興行の芸人が助演し、憎めない妖怪や死神のキャラを
加え、にぎやかに明るく少年の仇討ち物語を盛り上げた。
高橋克雄の東京中央プロダクション製作の人形アニメ『“いそっぷ”…』は
「牛とかえる」「よくばった犬」の2本立て。
『夏休み 東映まんがまつり』(1970/7/19)
『海底3万マイル』東映動画、田宮武演出
『タイガーマスク ふく面リーグ戦』東映動画
『もーれつア太郎 ニャロメの子守歌』東映動画
『ひみつのアッコちゃん 涙の回転レシーブ』東映動画
『柔道一直線』東映
石森章太郎原作『海底3万マイル』は、実際には石森からメモ程度のものを
もらい、何度か話し合った脚本の岡本克巳がほとんどオリジナルに近いかたち
で書いた。キャラクターはデッサン程度のものができていたという。
『夏休み 東宝チャンピオンまつり』(1970/8/1)
『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』東宝、本多猪四郎監督
『巨人の星 宿命の対決』東京ムービー
『アタックNo.1 涙の回転レシーブ』東京ムービー
『みにくいあひるの子』学研
3匹の新怪獣と人間の生々しい対決を南海の孤島を舞台に描き、怪獣映画の
原点を模索したのが『決戦!南海の大怪獣』である。特技監修円谷英二という
タイトルが出て、リアルな宇宙船ヘリオスのメカ、自然な感じの造形の怪獣、
合成を多用した画作りなど円谷亡き後の特撮スタッフの意欲が感じられるが、
怪獣の魅力の弱さと宣伝が子どもっぽかったことが災いし、ぱっとしないまま
終わってしまった。
神保まつえ製作担当の人形アニメ『みにくいあひるの子』では、スタッフは
動物園に通いつめ、いろいろな鳥の表情や動きを観察、主役のアヒルについて
はスタジオ内に飼って研究した。また、スタッフが“ツリメーション”と自嘲
するように、ぬいぐるみの鳥を細い糸で連続的に固定して、飛んでいるシーン
を撮影。この“見えない糸”を作るのに最も苦労したという。
『冬休み 東宝チャンピオンまつり』(1970/12/19)
『モスラ対ゴジラ』(リバイバル)東宝
『桜木健一の柔の星』国際プロデュースセンター
『アタックNo.1 涙の世界選手権』東京ムービー
『昆虫物語みなしごハッチ』竜の子プロ
というわけで、『ガメラ対大魔獣ジャイガー』に登場したEXPO'70こと
大阪万国博覧会開催30周年ですね☆
同年1月に亡くなった円谷英二監督が、三菱未来館の映像に関わってたり、
いろいろ面白そうなものがあったようですが、当時ウチに大阪に行けるような
余裕は無かったのでした(泣)。
21世紀まで、あと293日 高木志郎アオ