#210 Article 14586 Posted at 2000/03/10 06:45:30 by 匿名希望アオ (MAP3887) [MOVIE]
Subject: Re:*72 20世紀 /14582 .................... /14463 /14452
手塚治虫の「アニメーションは子供のためのものだけではない。大人のため
のアニメーションがあってしかるべきだ。というのが私の持論であり、かねて
から、“大人のためのアニメーション”を作るのが念願でした。」という意欲
によって、虫プロの“アニメラマ”が制作された。
『千夜一夜物語』(1969/6/14)虫プロ
洋画配給会社日本ヘラルドから発注された虫プロの劇場用長編第1作。
手塚治虫のシノプシスをもとに新劇の演出家、熊井宏之がハコガキを書き、
『ホルス』の深沢一夫が脚本にしたが、もともと発想が深沢から出たものでは
ないのでニュアンスの違うところがあり、監督の山本暎一が改訂した。また、
構成協力に大宅壮一、北杜夫、小松左京の名もあり、各部にミニチュアや実写
の合成が使われるなど、意気込みが伺われるが、登場人物多数のドタバタ調で
エピソードも多すぎてまとまりに欠ける作品となった。
制作日数約1年5ヵ月、動員した延べ人員6万人、描かれたセル枚数7万枚
だそうである。
主人公アルディンとミリアムの性愛をはじめ、姦通、レイプ、SM、妖異の
者の交わりから近親相姦まがいまで登場し、当時としては大胆な性描写が話題
になり、興行的には成功した。
『(秘)劇画・浮世絵千一夜』(1969/10/29)レオ・プロダクション
虫プロの『千夜一夜物語』のヒットに便乗して、“18歳未満お断り”の成人
映画として東映系で公開されたポルノアニメ。
アルディン役の青島幸男は「ラストのセリフは全く地でやったんです。私が
本当に言いたかったセリフで、あれだけは本音を吐いた。『王様なんて小せえ
や』と言うのがね、とっても好きだしね、地位とか、名誉とか、世俗的な意味
はちっとも望まない、そういうのを小さいと思うアルディンの気分が好きでね。
共感をよんで下さる方が少しでもおいでになるとしたら、それは本音を吐いた
からじゃないかな、俺、今だにそう思ってるからね。あれは、実感なんだな。」
と述べていますが、その青島が名誉欲で東京都知事になって都政を滅茶苦茶に
したわけですから、人間とは堕落するものなんですね~。
21世紀まで、あと297日