#210 Article 14561 Posted at 2000/03/01 06:39:34 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

Subject: Re:*63 20世紀 /14558 ................. /14463 /14452

1968年…。

『ゲゲゲの鬼太郎』(1968/1/3~フジ)東映動画
(Art.14539のつづき) 
 渡邊亮徳は、水木しげる原作『墓場の鬼太郎』のアニメ化する方針を決めて
から、猛烈な勢いでテレビ局に売りこんだ。そして、東映が1966年5月からの
『銭形平次』で道をつけたフジテレビに目をつけた。フジテレビは「母と子の
フジテレビ」をキャッチフレーズに、テレビアニメに積極的だった。しかし、
『墓場の鬼太郎』には乗り気ではなかった。
 その頃、キングレコードでは「少年マガジン」の漫画家が作詞したイメージ
ソングで1枚のLPを作る企画をたて、水木はさっそく『墓場の鬼太郎』の詞
を作った。
「♪ゲッゲッゲゲゲのゲー 朝は寝床で グーグーグー…」
 いずみたくは、この詞を見た次の瞬間、ジャズで使われるブルースコードを
口ずさんでいた。それまでのアニメ主題歌、子どもの歌では全く使われたこと
のない手法だった。いずみは、一気にラストのフレーズまで曲をつけ、わずか
1時間で曲を作ったという。
 フジテレビ編成企画部は、この歌を聴いて面白がったが、フジテレビの営業
は『墓場の…』というタイトルに難色を示した。水木は、講談社の内田編集長
やキングのディレクターと相談し、歌の冒頭から、『ゲゲゲの鬼太郎』という
新タイトルにすることにした。
 この番組は、コンスタントに15~16%の視聴率を稼ぐヒットとなった。

『ウルトラわんちゃん』(1968/1~フジ)

『大魔王シャザーン』(1968/1/21~NET)ハンナ・バーベラ
 1000年前のアラビア砂漠を旅するチャックとナンシーが、危機に陥った時、
指輪を合わせて「出てこい、シャザーン!」と叫ぶと大魔王シャザーンが出現
する。シャザーンの掛け声「ハイハイサーご主人様」「パパラパー」は子ども
たちの間で流行した。

『わんぱく探偵団』(1968/2/1~フジ)虫プロ
 江戸川乱歩の原作を虫プロがアニメ化。虫プロの特色は手塚治虫を旗がしら
にした作家プロダクションだったが、局の主導で企画が進んだものであった。
『鉄腕アトム』から5年。虫プロも手塚漫画だけでは、やってゆけなくなって
いたのだ。手塚原作では売れない…ということではなく、手塚作品だと本人の
チェックをもらって進行することになるが、同じ建物の中にいても手塚は多忙
で簡単には会えない。手塚以外の原作なら、その手間を省くことができるわけ
だ。だが、方向性を失った虫プロはしだいにゆきづまっていく。

 日本のテレビアニメも5年目になり『ゲゲゲの鬼太郎』という、後に何回も
アニメ化されることになるキャラクターが登場しました。
>ttyp2:  よしゆき    (MAP3848) logout 23:38 : モスコウモスコウゲゲゲの鬼太郎星野鉄郎~
 やっぱり野沢雅子は基本ですね!
 それにしても何度リメイクされても目玉親父を演ってる田の中勇ってすごい
と思います☆

『わんぱく探偵団』もけっこう好きでしたが、虫プロの絵が手塚漫画から劇画
調に変質していったところに時代を感じます。

Art.143 in #248
>> 東京12チャンネル以来の伝統といえばそうなのかもしらんが・・・
>> となると、シャザーンやスーパー3に血の涙を流したファンとか、
>元々の素材がたいしたこと....あ、いや、そんなことはないぞお(^_^;
 前述のとおり『シャザーン』(SHAZZAN)も『スーパースリー』(IMPOSSIBLES)
も本放送は12チャンネルではありませんが…
 原語版のシャザーンは二人の子どもより上の位にいて、「よしよし、助けて
あげよう」と、お上が民を助けてくれるようなノリで、高桑慎一郎はこれでは
日本ではウケないと感じ、日本語版を作る際に主従を逆転させて子どもたちが
シャザーンを自在に呼び出し、シャザーンを召使い的に活躍させるようにした
そうです。
 というわけで、昔から洋物アニメの日本語版はオリジナルとかなり違ってた
ようですが、当時、原語版を知る日本人は少なかったと思うので、涙を流した
ファンはいないかと…。普通の人は、『シャザーン』といえば「ハイハイサー
ご主人様」、『スーパースリー』なら「ラリホー」だと考えてたと思います。
『ビーストウォーズ』についても「まぁ、ビーストだしね」と考えれば良いと
思うけど、旧『トランスフォーマー』とリンクするところがあるので、違和感
があるのは確かですね。
                        21世紀まで、あと306日   高木志郎アオ