#210 Article 14512 Posted at 2000/01/27 06:46:01 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TOHO]
Subject: Re:*29 20世紀 /14510 ......... /14463 /14452
1963年の東宝特撮映画としては…
『マタンゴ』(1963/8/11)本多猪四郎監督
東宝変身人間路線の最終作といえる作品。SFマガジン編集長の福島正実に
よるストーリーで、興行的には成功しなかったが、それまでの日本映画にない
良質のホラーだった。水野久美の姿が妖艶。
『海底軍艦』(1963/12/22)本多猪四郎監督
押川春浪の少年冒険活劇小説『海底軍艦』(明治33=1900)に着想のヒントを
得て製作された全長150mの万能戦艦が世界をムウ帝国から救うという作品。
『ゴジラ』同様にこの映画も代打企画だが、急遽企画を考えた際にこの物語が
出てきたということは、1910年生まれの田中友幸にとって、少年期の夢の一つ
だったのだろう。轟天号試運転の重量感、ムウの攻撃による丸の内崩壊、東京
湾炎上など特撮の見所が多い傑作で、わずか2ヶ月でこれを作り上げた東宝の
製作能力には驚くべきものがある。
『マタンゴ』については本気で怖かったです。今見ると極限状況の中でエゴが
むき出しになっていく人間ドラマが面白いけど、子どもの頃は、人間の肉体が
異様なものに変わっていく映像に生理的な恐怖を感じてました。
『海底軍艦』も神宮寺大佐の人間像が魅力的ですが昔はメカのカッコよさしか
見てませんでした。やっぱりドリルですよね~。
ところで、マタンゴ怪人や猊下を演った天本英世って当時37歳だったんです
って。今の私ってムウ国長老より年寄りじゃん!
21世紀まで、あと340日 高木志郎アオ