#205 Article 320 Posted at 1998/01/08 03:38:00 by ASA (MAP2105) [KOTODAMA]

Subject: Re:*7 言霊使いの罠! /319 ... /310 /309

ひさびさに観ました。カンペキに京極夏彦めあて(^_^;) 京極堂シリーズは全
部読んでるファン(*)としては、おどかされた先生の名前が「関口」に「木場」だっ
たり、一刻堂の口調やセリフ(「この世に不思議なことなど何もないのだよ」
「タダ働きだ」etc.)  に喜んだりと、すっかりミーハーモード。惜しむらくは
シリーズで一番笑える榎木津が影も形も見えなかったことですが、ウッカリ彼な
んか出したら収拾がつかなくなること請け合いなので、仕方ないですね。

	(*)まだの方はぜひ一度どうぞ。それぞれ完結はしているのですが、い
	ろいろ仕掛けがしてあるので、第一作『姑獲鳥の夏』から順に読んでく
	ださい。やたらブ厚いですが、一気に読めちゃうので、休みの前の日に
	手を出すのがオススメ。ワタシのベストは二作め『魍魎の匣』。

  そんなわけで楽しんでいたのですが(実際そういう作りだったし)、話としては、
ほとんどセリフで話が進み、距離的にもアクション的にもほとんど動きがないあ
たり、「知らない人が見ても面白いのだろうか?」と思ったりもしました。
  しかし、弟が「なんとなくつけてたんだけど、思わず正座して観ちゃったよ」
なんて話してる素人さんを通りすがりに見かけたそうで、ほっと一息。考えてみ
れば、カメラがパンするともう姿を変えられている仲間たち、なんて演出はかな
り緊迫感があったし、一刻堂のセリフまわしもやたらキマッてました。

 >名前が思い出せなくって、「名前の無いものに用はない!!」とか切れたりし
 >たりすることがあったりして(^_^;)
  これは憶測ですが、必ずしも敵の本質を見抜く必要はないんじゃないか、と思
います。名前を忘れさせて、相手の自我のよりどころをあやふやにして、パニッ
クにしてしまえばあとは舌先三寸、無害な物にしてしまえば勝ち……ってところ
じゃないでしょうか。『魍魎の匣』の印象では、京極妖怪論にはそんなところが
あったような。(半年以上前に一度読んだきりなので違うかも)
  そりゃあ、ぬらりひょんより、鬼太郎の正体のが気になりますけど。

  サービス編として並以上の出来だったうえに、『鬼太郎』としても楽しめたの
は、京極ファンとして実に嬉しかったです。またやらないかなあ……(そうそう
やらないからイイのだけど)
  いっそ次の映画を京極脚本で……って子供に見せらんないのでは、ソレ。

			そういや、京極堂ものの新刊ってまだかなー。ASA