#205 Article 312 Posted at 1997/12/29 16:16:32 by (み) (MAP6909) [KOTODAMA]
Subject: Re: Re: Re: 言霊使いの罠! /311 /310 /309
そうそう、仲間が別のものにされちゃうにあたって 変化のさせかたに2種類あったよね。 一反木綿とぬり壁は文句なく正体に戻されてるんだけど、 砂かけは、べつに「砂」に意味のある妖怪じゃなくて、 砂がふってくるのに意味があるような気がするし、 正体に戻っても「砂」そのものになるかどうか。 目玉の親父が人形になるのも変だしね。 正体に戻るんだったら血走ったリアルな目玉がごろっと転がってないと(^^;; まあ、名前を操って変身させる術って、 本来の姿にするだけじゃなく別の姿に変える時にも有効なはずなので、 名前や姿形を拠り所にして似たような別のものに変えられたってことなのかも。 荘子だっけか、中国のナントカ言う人が、 ある日、自分が蝶になって飛びまわる夢を見たそうな。 その夢はあまりにもリアルで自分が蝶になったとしか思えないほどだった。 それで彼は、蝶と自分の間には本当は境目なんかなくて、 たまたま、自分を自分だって認識してるから自分でいられるんだけど、 蝶だと思えばまぎれもなく蝶になってしまうはずだとかなんとか、 そんな意味のことを言ったそうです。 まあ、さすがに蝶にまで飛躍すると、かなりオカルトになっちゃうけれど、 オギャーと生まれたその時に、その子が人間だってことを 信じてくれる人がまわりにいなかったら、 狼少女みたいに姿は人間でも獣として育ってしまうわけだし。 一見、すごく確かに見える存在も、意外とあやういものなのかも。 世の中全てのものが、その名前でそこに存在してることは、 実はあってもなくてもいいような偶然なのかもね。 偶然だけど、なくてはならないものだって確信できた瞬間は たぶん幸せ感じてる時だろうな、なんて わたしもこないだのスペシャルを見て思ったりしました。 みりす