#205 Article 291 Posted at 1997/12/11 00:10:49 by (み) (MAP6909) [BIG4]

Subject: Re:*11 追撃!西洋妖怪四天王 /289 .... /269 /268

日本語は表意文字から始まった文化じゃないような気もするけど。
平仮名やカタカナは漢字を元にしていても、あくまで表音文字。
中国語からの借り物の漢字熟語が多いから表意文字文化のような気がしてるだけで
まったくのヤマト言葉だけで考えると
ヘブライ語も日本語も雰囲気はあまり変わらないかも。

うーん、確かに母音を表す文字がないと不便そうに見えるけど、
そもそもが口伝えの文化だったものを、
忘れないようにメモする感覚で文字が発達して行ったとすれば、
それほど不便でもなかったのかも。
聖書のようなものなら、書くだけじゃなく繰り返し朗読されてるはずだし、
わたしたちが想像するほど激しく意味不明にはなっていないみたい。
それに、単語レベルではいろんな読み方はできても、
分脈で判断がついちゃう部分も多いんじゃないかと思います。
ちゃんと母音文字のある日本語でも

 「あめ」=飴、雨、天、編め……

など色々な意味にとれるけど、

 「あめ」をなめる

って書いたら普通は「飴」だし。

そういえば、旧約聖書のいちばん最初って
神が「光あれ」と言葉で言うと光があるようになったってやつですよね。
神につくられたアダムが最初にさせられたのも動植物に名前をつける作業だったっけ。
名前といっても固有名詞じゃなく、「犬」とか「猫」とかいう種類名を与えて、
その生き物が人間にとってどういう役割をするのか決めてったらしいですが。
(つまり、思い通りにするための呪文=名前ってことらしいです)
ユダヤの文化って、基本的な神話からして言霊で始まってるんじゃなかろか。

あ、でも固有名詞の発音は、やっぱり母音がないと不便かもね。
神の名前はみだりに唱えてはいけないという決まりがあるらしいですが、
YHVHとだけ表記して長いこと読まずにいたら、
エホヴァとかヤハヴェとか何種類も読み方ができちゃって、
どれが古来のものかわからなくなってるらしいし。
意味不明になるほど不便な言葉じゃないにしても、
故意に別の解釈ができるような文章は書きやすそう。
確かに、みょーな言葉ではありますよね(^^;

ちなみに、そういうみょーな表記法を使ってる言葉はけっこうあって、
アラビア語もそうだし、モンゴル語だかチベット語だかもそうだったような。
中東から東のシルクロード周辺には、そういう言葉が多いみたいです。
(インドの文字みたいに古くから母音を補う記号が発達してる場合もありますけど)

みりす