#201 Article 157 Posted at 1997/11/13 06:52:33 by KA.Y (MAP6956) [TV]

Subject: Re:*4 手塚治虫とTVアニメの放映権料 /154 ... /150 /148

>>現実にこの価格設定であっても、潰れていない会社がいっぱい有るわけですから。

 これは虫プロが潰れたの理由を、手塚治虫の価格設定に短絡的に結びつけるのは、
 必ずしも正しくないのではないか?という意味です。

 ここでの問題は手塚治虫の価格設定が、
 無茶なものだったか適切な物だったかという事な訳ですが、
 あの金額だけでアニメーションを製作しようとするという事で考えれば、
 無茶な物だったと思います。
 でも価格は製作する側からの論理だけでは決められません。
 発注する側から考えるならばどうでしょうか。
 TV番組としてやる以上、どうしてもTV番組の論理から外れた発注は出来ません。
  30分枠なり1時間枠なりには、それぞれにそれ相応の価格が有り、
 それを大幅に越える価格の物を発注するには、
 それだけの理由がどうしても必要になってくるのです。
 TVの番組という視点に立ってTVアニメという物を見る限り、
 他のTV番組と比べて、大幅に有利な番組とは成り得なかった訳です。

 もし高い価格設定でTVアニメが始まっていた場合、
 その価格を維持するためには、TV局にとってそれだけの金額を支払えるだけの、
 うまみが無くてはならなくなります。
 それが出来なければ、納得のいくところまで下げてもらうか、
 止めてしまうかしか有りません。
 アニメをTVの一番組として考えた場合、
 そういう事に成ってしまうと考えられるのです。

 あの時期、
 まだ誰も毎週のTVのシリーズ番組として、アニメを造った経験の無かった時に、
 それだけの判断を手塚治虫はしたのだと思います。
 つまり、TVアニメシリーズを造り続けていくためには、
 TV局から支払われる相場の放映権料以上の金額を求めるのは難しいと……。
 そして不足する分の金額はそれ以外から手に入れなければならないと……。

 俺が言いたいのはそういう事です。

 それにあの時期のアニメ関係者達の給料は、物価から考えても、
 そんなに安い物では無かったと聞いています。
                              KA.Y
 PS
 >なんか、近ごろじゃ、中国や韓国に外注出しても
 >そんなに安く作れるわけじゃないって話もちらほら聞きますが。

 あっちの物価も上がってきているので、
 国内に発注するより高く掛かっている筈です。
 ただ国内には人が居ないので、無理なスケジュールをこなすためには、
 出すしかないと聞いています。