#201 Article 153 Posted at 1997/11/11 15:06:01 by KA.Y (MAP6956) [TV]
Subject: Re: Re: 手塚治虫とTVアニメの放映権料 /150 /148
>その後の彼の行動を考えても、商売ではなく、所詮、趣味だったのだな >と思わざるを得ないのですが……。結局彼は漫画に逃げたわけでしょ? 手塚治虫にとってアニメが趣味道楽の域を出る事無く終わってしまった、 という点では、俺も同様の意見を持っています。 彼は結局アニメを仕事の場とはしなかったのですから……。 とても残念な事だったと思います。 >現に自らの価格設定が首をしめて、手塚氏は経営に失敗したわけです。 >別段、高い視座でもなんでもないですよね。 ただ経営に失敗した原因については、 最初の価格設定によるものでは無かったと考えます。 遠因に成っていた可能性が有るとは思いますが、 結局はアニメを仕事の場にしなかった為に目が届かなくなったという事の方が、 手塚治虫の持つ原因として、より近いものだと思います。 経営の悪化は版権管理のずさんさが、大きな要因に成っている筈です。 虫プロを創立した頃、漫画を止めてアニメだけでやっていこうかどうしようかと、 迷った事が有ったと聞いています。 結局は周囲の反対に押される形で漫画を続ける事になった訳ですが、 その時アニメの道に進んでいたならどうなっていたか……。 虫プロも潰れなかったかも知れません。 現実にこの価格設定であっても、潰れていない会社がいっぱい有るわけですから。 確かに現在の価格設定に付いての話では手塚原因説が定説で、 勿論手塚治虫が最初にもっと高く決めていたなら、 別の状況が開けていた可能性も捨てきれません。 しかしながら手塚治虫が頼みの綱とした マーチャンダイジングによって発生する利益も、 現在ではその大半をTV局が取得する事になってしまっている訳ですが、 これは手塚治虫のせいでは無い訳です。 この利益も守りきれなかった訳ですから、 どんどん安くしてほしいと言ってくるTVに対してどこまで交渉しきれたか……、 疑わしいと思います。 念の為に言っておきますが、 俺は手塚治虫のやって来たことが総て正しいとか言うつもりは有りません。 手塚治虫の神格化的推移には、やむをえない事とは思いますが、 最も愛すべき人間性の部分がみえずらく成っていくのには、 やはり嫌悪感を覚えています。 この価格設定の問題について反論を唱えたのは、 この問題について俺なりに調べた結果、 導き出された俺なりの結論がこうなった為で、 手塚治虫を弁護するのが第一義では無いことを断っておきます。 俺は今のところこれが正しい結論だと思っていますが、 俺の知らない事実を聞かせて貰えるなら、有り難い事だと思います。 >放映権料という言い方は正しくないと思うのですが? 是に付いてはこれで正しい筈ですよ。? ちょっと今資料が見つからなくって確かなことは言えませんが、 TV局の出すお金が実質的な製作用費用と成ってしまっている為、 慣習として制作費と呼ばれる様に成っただけで、 契約上の性質は放映権料で正しかったと思います。 KA.Y