#201 Article 148 Posted at 1997/11/11 01:40:55 by KA.Y (MAP6956) [TV]
Subject: 手塚治虫とTVアニメの放映権料
TVアニメの価格設定について、手塚治虫のせいで有るかの様に言う人が居ます。 同時期に東映もTVアニメ進出を考えていたそうで、 そこでの企画によると1話あたり1万枚使って造る言う物だったそうです。 制作費も其なりで高く設定していたわけです。 所が、手塚治虫によってああいう形でTVアニメが始まってしまった時点で、 其までのTV局との話し合いの積み重ねも総てチャラにされてしまい、 当時のスタッフはかなり恨んでいると聞いてます。 ただ、いかにアニメが人手の産物でコストが掛かるとはいえ、 所詮TV番組の一つになってしまった時点で、 その放映権料としてどれだけのお金が出せるか?という事になると、 視聴率という大前提の前で話をしなくてはならず、 飛び抜けた金額に対してTV局側の首を縦に振らすには、 それだけの実績が必要になってくる訳です。 現在「エバ・もののけ現象」という物で、 史上まれにみる本数のTVアニメが放映されていますが、 本数が増えただけで制作費が増えたという話はあまり聞きません。 現在の放映権料の安さには困った物だということは出来ますが、 仮にTVアニメの放映権料が高く設定出来ていたとしたら、 高いだけで視聴率が取れない物として、TV番組から既に消えていたでしょう。 さもなくば、段々と安くされ結局現在の価格まで下がっていたと思います。 視聴率と放映権料の話では、 昔「???(忘れた)と丁稚どん」とかいう視聴率100~80%の番組が有り、 是が時代の趨勢のうちに50%に下がったとき、 (といっても現在からすると信じられない視聴率) TV局は「半分の人しか見ていないんだからお金も半分しか出せない」と、 言ってきたという事が有ったそうです。 アニメの話では、「ルパン3世 2」でその出来はともかく、 とにかく視聴率が取れていた時にはその当時の普通の制作費の、 2~3倍の放映権料が貰えていたという事実も有ります。 TVアニメの放映権料の手塚治虫の価格設定については、 なんて高い視座に基づいた適切な物だったのだろうかと感心しても、 けっして非難されるたぐいの物では無かったと、俺は思います。 非難されるべきは、別に有ると思います。 KA.Y