#201 Article 122 Posted at 1997/11/05 14:35:07 by KA.Y (MAP6956) [CLONE]

Subject: Re:手塚作品のクローンな話題? /117

>(すると、挿し木で増えた植物なんかもクローンなのか、もしかして)

 記憶ではこれこそクローンの語源になった事だと思ったので、
 取り合えず英和辞典を引いてみました。

 CLONE(名)【植】栄養系、クローン{栄養生殖により母体から分離増殖した植物群}

  間違い無いですね。語源は植物用語だった訳です。

 それで、たしか……程度の記憶の話で恐縮なんだけど現在のクローンの定義は、
 受精という過程を経ないで、生き物を生み出す技術。
 だったとおもいます。
 コピー生物の大量生産というのは、あくまでも付随して来る価値だと思います。
 という訳で113や119の書き込みは、科学的なクローンの話ではなく、
 SFの小道具としてのクローンの捕らえ方の立場からの書き込みです。
 ただ「複製」というキーワードは、科学的な捕らえ方でも外せない物だと思います。

 >「聖女懐妊」がもし人間の夫の精子がロボットの妻の腹の中で
 これについては俺は精子からというより、体細胞が分裂したと考えていました。

  という訳で此処までの俺の書き込みは、
 Article 118の話とは別次元で書いてしまいました。
 こっちの方の話はなかなか気色悪い話が、現実の世界で進んでますね。
 つまり生体移植用の臓器の生産工場を造ろうって話ですね。
 人間の臓器を手に入れるためには人間の体が造れたらベストだけど、
 そこに人権問題が係わってくるから、これをいかにかわしていくか……。
 動物の臓器をバイオ技術で人間の物にしてみたりしていますね。
 結局は何をもって人間とするか……という問題なわけだけど、
 今のクローンの技術では、人間の体細胞も13日目迄は認められている訳なんです。
 14日目になると原始線条という物が出来て人間としての形が見えてくる為、
 ここからは人間のクローンと成ってしまうので、認められていない訳です。

 首の無いクローン人間も、そういう基準探しの話に成っていくんでしょうね。
 クローンにこだわらないのなら、
 「甲殻機動隊」もかなりこの辺りがテーマになっている話でしたね。
 火の鳥だと復活編でもこの辺りに触れていると思います。

 またちょっと範囲を広げさせて貰うなら、
 奴隷制度もこれにのっとった話だったと思います。
 つまり教会の教えが絶対では無くなり、科学万能の時代が来たとき、
 ダーウィンの進化論を都合良く曲解して、
 黒人というのは進化の途上の生物で、未だ人間に成っていない物だ!という考え方。
 確証が無くて悪いんだけど、確かこういう考え方が、
 あの時代に有ったと聞いてます。

 書いてて気色悪くなってきたので、この辺で失礼します。
                                KA.Y