#194 Article 754 Posted at 1995/11/13 16:23:38 by Elcaset (MAP4600) [NO.05]
Subject: いまさら5話(^_^;
相変わらず東海地方は8日遅れで放映中なのですが(観られるだけ幸せ、かも 知れませんけど、何しろボードの話題にタイムリーに付いていけないもので)、 5話観ました。 今さらですが、思うところがあったので書かせていただきます。 評判は前もって聞いていたので、期待して観ました。 でもって期待通りでした。 綾波レイですが、彼女の部屋と5話での行動を見て思ったことは、この娘は決 してミサトさんみたいに個人的日常生活でズボラなんじゃなくて、真に無垢な娘 でそれであんな部屋なんだ、と言う事でした。 何も足されてないし、何も引かれていない(お酒のCMにあった言葉ですが・ 笑)そんな女の子がいたとしたら、やっぱりこうなるんじゃないかな、って気が します。 それに、シンジ以上に傷付きやすい女の子なのかも。 過去の経歴は全て抹消・・・とありましたが、特にこれと言った過去の経歴は 本当に無い娘なのかも。 皆さんの予想では、遺伝子工学もしくはそれに類する技術にによって人為的に 誕生したヒトなのではないかとの事ですが、わたしの想像では、その線はあると しても、さほど高度なものではなくて、せいぜい人工授精程度のものではないか とにらんでいます。 それよりも、わたしはレイがNERVに来る前に置かれていた環境の方が気に なります。 出生の謎についてはともかく、少なくとも誕生からこの年頃になる迄に育てら れた環境は、かなり特殊なものではなかったのかなぁ、と推測しています。 a)誕生してから直ちに隔離されて、人工的な理想社会の中で計画的に養育され ていた(人類の純血種として交配されたとか?) b)誕生してから事故か何かで、実社会から隔離されていた。 c)先天的な病気によって意識が外界から遮断されていたが、この年頃になって 治癒の方法が発見されて、回復し覚醒した。 d)極悪非道な NERVの秘密実験セクトの中で、非合法な人体モルモットとして 飼われていた。(ファーストチルドレンとして認定されたので助かった) (気密テントの中で、全裸でモルモット同様に餌を与えられるだけの生活。 一応、意志疎通のために中学生程度の知識までの教育は与えてあるが、 外界を連想させたり、情緒を促進するような情報は一切遮断されている。 実験は多岐に及んでいて、故意に精神を病んだ状態にして治療の実験を したり、人工臓器のテスト台にしたり、人工的にモルモット同士で交配 させてホルモン分泌の状態をモニターしたりとか・・・人間モルモット は実験終了後、場合と必要に応じて麻酔薬を注入された後に、生体解剖 されたりして) セカンドインパクトがあったとは言え、常識から考えて、NERVのような超 国際的な大規模組織が一朝一夕に出来上がる事は、まずあり得ません。 その母体となる組織が、セカンドインパクト以前からエヴァの世界では存在し ていた筈です。 たぶん、その組織がレイと深い関わり合いを持っているのではないかと。 あと、綾波レイはゲンドウに対して、父親の代償を求めているような気もしま す。ゲンドウは、逆にレイに対して娘の代償として愛情を注いでいるような気も します。 裸を見られて表立った動揺を見せなかったのも、もともとそう言うことに対し ての警戒心が無いことに合わせて、 1.自分はゲンドウの実の子供と信じ込んでいる(信じ込みたい)ゆえに、 2.ゲンドウを父親と思う信じ込みから、ゲンドウの実の息子であるシンジ に対して、兄妹であるという誤認識をしてしまい、 3.それでシンジに対して、特に異性としてのリアクションを取らなかった ・・・んじゃあないかと、拙いながらも考えてみました。 それにレイはまだ思春期を迎えたばかりで、これから異性を異性として意識し 始める一歩手前の状態みたいですしね。 もしかしたら、NERVのゲートを抜けようとしたとき、使えないIDカード を何度も通していたのは、実は内心、少なからず動揺していたからだった・・・ と見るのは、やっぱ考え過ぎですね(^_^; シンジがゲンドウをけなした時にレイが撲ったのも、父親の代償として求めて いるゲンドウの、実の子供であるシンジに対するコンプレックスも手伝ったんじ ゃあないのかなぁ。 シンジを叩くことでレイの心のバランスは一時的にせよ、平衡したみたいです が・・・。 レイが零号機コンタクトを無事成功させた時点で、使徒の襲来。 だけど、ゲンドウはレイの零号機ではなくて、シンジの初号機を出動させた。 このことで、たぶんレイは少なからず傷付いた事でしょう。 指令官だから冷静かつ妥当な判断ですし、レイもそのことは解っている筈です が、恐らく、5話が終了した時点ではレイの心の中には再び、割り切れない何か のわだかまりが生じているでしょうね。 庵野氏のアニメ作品って、なかなか母親が直接出て来ませんね。 父親は必ず何等かの形で登場するのが特徴だと思います。 もともと、父親と息子というものはギクシャクした関係になるものです。 ゲンドウがシンジに(一見)冷たいのも、あくまでも父性を純粋に表現する為 の演出なのだと思います。 今は縮こまっているシンジ君ですが、いずれはゲンドウ指令に対して、大人へ の通過儀礼である「親殺し」をしなくてはなりませんし、ゲンドウもそれはよく 判っているはずです。 果たしてそれを、どんなふうに見せてくれるのか、今から楽しみです。 碇指令の青春時代ってどんなのだったんだろう? エルカセット