#194 Article 272 Posted at 1995/10/16 00:46:18 by W.M. (MAP009) [NO.02]

Subject: Re:*6 見知らぬ、天井 (THE BEAST) /256 ... /162 /159

> 1話と2話で描かれた話って、かいつまんで書いてしまえば
> 「主人公が呼びつけられてロボットに乗って敵を倒し
>   新しい家に帰って飯食って風呂入って寝た」
> ってただそれしかないんですよね。

> 普通の、というかふた昔ほど前のいわゆる「ロボットもの」だったら、
> そんなのは1話分で描いてしまった上で、登場人物同士が葛藤して和解して
> 団結するところまでやってしまったかもしれない。そう考えると、
> 「話が無い」とか「中身がうすい」とかいう指摘も当たっているのかもしれない。

 う~ん、「話」・「中身」をどういう意味で使うかにもよると思いますが、
「かいつまんで書いてしまえば、ただそれだけ」という意見には、ちょっと
「?」と感じてしまいます。「細かいところを省略して書いてしまえば、こ
れだけのこと」と言っているように聞こえるからです。

 「かいつまんで書いてしまえば、少年が少女に会って、相思相愛になるだ
け」とか、「かいつまんで書いてしまえば、主人公が親と離ればなれになっ
て、また出会うだけ」など、どんな長い話でも、短く言えてしまいますから。

 私はむしろ、昔の(?)ロボットものだったら 1話分にも満たないような出
来事だけれども、いろいろな描写・伏線・舞台説明・行動による感情の表現
を入れることによって、非常に楽しめる 2話にした、ということろに「中身」
を感じますね。        ~~~~~~~~~~~~~~(ただ長くしただけは、もちろんダメよ)

 逆に言えば、今までの作品では「こんなにたくさんの出来事を 1話に押し
込めるなんて、あらすじを読まされているようで、中身がない話だなぁ」と、
感じるということです。

 描写や演出も、その作品世界を形作っている重要な要素だと思います。イ
ベントがたくさん発生して、物語がどんどん進むのが中身がある話だとする
と、いわゆる「総集編」が一番中身がある話になってしまいますよぉ。

 「登場人物が何をやったか」だけではなく、
   「それがどのように描かれたか」も、
     作品の中身の重要な一要素だと考える
                        MAP009 / W.M. (ダブレムと発音してください)

P.S.  よーするに、
      「私には非常に面白かった。だから、私にとっては中身がぎっしり」
      ということですね (^^)。報告書や説明文じゃない作品の「中身」って、
      そういうものじゃないかなぁ。