#194 Article 1782 Posted at 1996/01/22 18:57:59 by ヨウメイ (MAP2597) [IMPACT]
Subject: Re:*6 エヴァンゲリオン・インパクト /1775 ... /1754 /1744
> 私が今子供だったらついていく自信はありますけれど、でも小数派だろーな。
> (受けるってのとは違うかも知れない。)
> やっぱり楽しむにはそれなりのハードルを越える必要があるんじゃないかな。
このハードルという存在を何であるかと捉えるかが、その作品がマニア向けか
そうでないかを判断する個々人の基準になると思います。で、わたしはエヴァの
ハードルはマニアだけしか越えらないものではないと思っています。(マニアと言う
定義自体も不明確ですが)
そのハードルを越えるための能力について、追随する作品が出た(メジャー性の
あった)ガンダムの場合を思い起こして考えてみると(ガンダムがマニア向けで
あったか否かの議論はここではしません)、劇場3部作上映当時、わたしは小学校
5、6年生だったのですが、当然クラスの男児の全員が全員ガンダムに夢中だった
訳ではありませんでした。
作品そのものにあまり興味がないのが30~40%、ガンダムを見てはいるが内容の
理解度は低く、むしろおもちゃとしてのガンプラ(笑)に興味がある者30~40%、
ニュータイプの概念や設定の斬新さ、当時としては高度なドラマ、ガンプラ、
すべてをひっくるめて熱中し、富野さんのノヴェライズを読んだり、映画まで観に
行くものが20%といった構成だったでしょうか。
わたしのようにアニメックのガンダム大事典なんかを読んで、ジョブ・ジョンが
何話に出てくるとか(笑)、各話の名セリフを暗記したりとか、ミノフスキー粒子が
なんたらとか、ガンダムのウォーゲームを小遣いを出し合って買って遊んだりとか
していたのはさらに少数のコアな連中でした(笑)。
で、こういう風に構成が分かれてしまった理由はどこにあるかと考えると、、、、
ちょっと差別的になって嫌なのですが、何かを知的に楽しむという技能を会得して
いるかどうかの問題だと思うんですよ。
もちろんガンダムと言う作品に接触する機会がなかったり、既に別の趣味に
夢中になっていたり、アニメだから、戦争もの、ロボット物だからとはなから
受け付けなかった人もいたでしょう。
しかし、作品に接触して興味を持ち、その面白さを理解し仲間内で語り合ったり、
さらにもっと作品について知りたいという好奇心がわいて関連ムックなんかを
読んだりして、設定の知識を得て再放送時の理解を深め、新たな作品の鑑賞の視点を
持つ、と言った風に作品を楽しむことが出来るかどうかは、英文法を知らない
者は英文を読むことが出来ないのと同じ様に、「創作物であるアニメを読む」という
技能があるかどうかの問題だと思います。
そしてエヴァについても、楽しむためにはガンダムと同様にハードルを越える能力が
必要なのは事実でしょうが、そのハードルを越えられるか否かは、マニアであるか
どうかでもなく、年齢でもなくあくまでそのような技能の有無の問題であるのでは
ないかと思います。
(技能があってもエヴァのハードルを越えようという意思がその人に無い場合は
どうしょうもないですが。ん?まてよ、そういう意志を起こさせる魅力が薄いのが
エヴァの持つハードルなのか?でも、とっつきにくさと言う点では、小学生が
ガンダムを観るのと、エヴァを観るのはそんなに変わらんと思うけどな~)
もっとも「創作物を読む」という技能を持っていて、一文の徳にもならない
アニメになんか夢中になれる精神構造を持っている奴を「マニア」と言うのだと
指摘されたら反論は出来ません(^^;)。でも、そーいう風にこだわりを持って作品を
楽しむことが出来ると言うことがマニアの証し(笑)であるなら、それは誇りに
思うべきことなのではないかと私は思います。
ヨウメイ