#189 Article 1496 Posted at 1997/09/06 04:25:05 by 蛮 一世 (MAP6941) [HELLO]

Subject: 長文です

はじめまして、と、このボードで言うのも何ですが
  新入りの MAP6941 蛮 一世(ばん いっせい)といいます

  もうこのボードは終わってしまったようですが、初めての書き込みは
 どうしても愛するりりかのボードで…と思ったものですから。
 
  少し長くなりますが、お暇でしたら戯言におつきあい下さい。
 私見ではありますが、りりかへの感想です。(今さら)
 
  正直に言って最終回を見終わるまではりりかがこんなにも忘れられない
 作品になろうとは思ってもみませんでした。一応原作に名を連ねる秋元氏
 に一方的な偏見を持っていましたし、個人的にタイトルにひっかかりを感
 じていたものですから。それにりりかの外見にもちょっと好みとはいい難
 たいものがありましたし。(キャラデザ的には花林ちゃんが好み)
  だから、何話かあるできのよい回をみても「うん、いい話だったね」く
 らいの感想が関の山でした。
 
  最終回一話前のりりかの誕生パーティの回をみても、りりかをとりまく
 家族や友人たちの優しさに心うたれ、いい歳して涙を流しながらも「よし、
 やっぱ最終回前はこうじゃなくちゃな。なんだかんだいっても、りりかは
 死なないだろうし、良かったね、ちゃんちゃん。で、終わりだな」なんて
 ひねくれた見方をしていました。(齢30を過ぎるとね)
 
  ところが最終回、ストーリーは悲劇に向かって雪崩のように展開してい
 きます。
 「おいおい、ほんとにこの娘、殺す気かよ。でも、ここまで盛りあげて、
 死ななかったらシャレにならないよな」
 
  かつて闇の眷属であり、白き天使に命を救われた少年の叫びにりりかは
 こう答えます。
 
 「初めて、名前で呼んでくれたね、デューイ…」
 
  この時のための演出だと解ってはいても、少女の口から、このセリフが
 発せられたときの衝撃はやはり、言葉で語り尽くせるものではありません。
 
 「あたし…生まれてきてよかった」
 
 「神さま、もしできることなら、生まれ変わってもまた、森谷りりかに…」
 
  もう一度やり直しても、ふたたび11才で人生を閉じなければならない宿
 命までも受けとめて、少女はそう願うのです。かつて二人の少年が少女の
 危機に命を投げ出して彼女を守ろうとしたように。りりかは、愛しくて、
 優しい人たちのために彼らと同じ道を歩むことを決意したのです。
  その決意をより固めさせるための演出が、あの誕生パーティだとしたら
 (そしてそれは間違いなくその通りなのですが)なんて残酷なパーティだっ
 たのでしょう。
  あふれてくる涙と鼻水を(汚いな…)止めることもできず、「りりか、
 死ぬなよ…りりかを殺さないでくれよ」と、テレビに向かう私の姿は滑稽
 以外の何者でもありませんが、あの瞬間同じ想いでいたひとは、子供達は、
 確かにそこにいたはずなのです。
 
  そして光につつまれ、一度は確かに息絶えたはずのりりかは、ユミナ王
 女の決死の祈りと(もしかしたら王女もあの時…)初代ナースエンジェル
 の意思、そしていのちの花の力によって息を吹き返すのです。地球を覆い
 尽くさんばかりの黒のワクチンは、そのときの力によってすべて、緑のワ
 クチンへと浄化され、後にはいのちの花のみが残されました。
  それを”奇蹟”という使い古された言葉であらわすのは簡単ですが、あ
 えてご都合主義とののしられようと、明るい道を指し示す方を監督は選
 んだのだと思います。
 
  いのちの花咲き乱れるなか、意識を取り戻した少女の言葉…
 
 「生きてる…」
 
  そして希望に満ちたエンディングへ。
 
 11才の少女の物語はこれで終わりではありません。やがて彼女も自分の淡
 い初恋(あこがれ?)に別れを告げ新しい道を歩むでしょう。その傍らに
 立って一緒の道を歩むものは星夜君でしょうか。もしかしたら、デューイ
 かも知れませんし、まだ見ぬ運命の人かも知れません。
  だけどその道の途中でつまづき、傷ついても、りりかの魂は決してくじ
 けることはないのです。
 
  …なんかきれいごとすぎましたか?自分でもちょっとイっちゃってる文
 章だなーと思いますが、敢えてアップさせていただこうと思っています。
  後にも先にもこんな長い文をアップすることは二度とないでしょうから
 (ほんとか?)
 
  かくして森谷りりかは私の生涯愛すべき少女になったと同時に、人生か
 けて倒さねばならない宿敵となったのでした。
 
                     MAP6941  蛮 一世 
 
  P.S 長文失礼しました。またここまで読んで下さった方に
 感謝の意を捧げたくおもいます。感想や批判はいつでも受け付けますが、
 中傷のための中傷ではなく、建設的な意見をお願いします。