#184 Article 330 Posted at 1996/04/24 02:24:40 by Rocoboo (MAP6140) [IMPRESS]

Subject: 観たこと・感じたこと・考えたこと

皆さんこんにちは、Rocobooです。
 ガルキーバを観始めて1週間が経ちました。
 そろそろ、自分なりのガルキーバ観が掴めてきたと思います。
 と言うことで、ちょっと考えた事、つまり感想をUPします。


 絶対的な正義など有り得ない。これは、我々が皆知っている常識です。
 けれども、アニメの世界では、往々にしてこの常識が成り立ちません。
 いわゆる絶対悪と絶対正義の対決、といった図式です。

 ダークノイド陣営のプリンス・ザザの判断はエターナリアの繁栄や、民の幸福を
 前提に考えれば、最良の判断の一つに間違いないでしょう。
 (いきなり侵略されたり、冷涼な環境に惑星ごとブッ飛ばされたり、と
  アースサイドの住人にとっては、たまったものではないですが。勿論。)

 一方、ミレイアの言う通りに事態が進行した場合、絶滅までに至らないまでも、
 人口は激減し、いつ戻るかも知れない温暖な気候を待ち続けて、エターナリアの民は
 辛い日々を送る事になるでしょう。
 滅びゆく大地に殉じ、自分達と関係の無いアースサイドを巻き込むのは許されない。
 それがミレイアの言い分ですが、如何なものでしょう。

 この点だけに注目しても、凡庸のアニメとは明らかに趣を異にします。

 それから、ミクロな世界に目を向けてみると、また違った感想が浮かびます。

 人を二種類に分別する方法はいくらかあります。
 女性と男性、子供と大人、金持ちとそうでない者、等々・・・
 それから、ひとかどの人物とタダの人という分類法もあると思います。
 歴史の表舞台に立つのは、一部の限られた人物だけです。
 それ以外の人々にスポットライトが当たる機会は、殆どありません。
 それも当然の事で、食卓塩のビンに入っている塩粒の数を数える人の存在が
 まずあり得ないのと同じでしょう。

 ガルキーバの世界では、そんな物語の片隅に忘れ去られそうな人物がしっかりと
 息づいていて、我々の心に足跡を残してゆく、そんな特徴があると思います。
 名前を挙げると、「戦士の目を持つ男」の甲斐龍介、「まほろばの凶戦士」のルタ、
 (極私的には)「涼風の吹く場所」の野呂大助。
 ワタシはそんな彼等が好き・・・と言うと語弊がありますが、少なくとも心の片隅に
 残っている人達であるのは間違いありません。
 26話完結という制限の中で、こういった描写に時間を割いたガルキーバ。
 変わった趣味だと思われるかもしれませんが、ワタシはこの点を第一に評価します。


    各話の感想等はまた後日 ・ ・ ・ Rocoboo