#183 Article 593 Posted at 1996/07/06 13:22:48 by 夏のこたつ (MAP2513) [NEXT.13]

Subject: Re: Re: 墜落寸前!野望のついえる時! /586 /585

セイルーン編も一段落したわけですが、この一連のエピソードのもって行き方は
なかなか興味深いものがありました。原作では4巻に相当する内容なのですが、
魔法を封じられるエピソードは5巻のもので、うまい具合にミックスしてました。

さて、本編のセイルーンがらみのストーリー、原作とアニメとのアメリアの
キャラ設定の違いは大きな影響があったと考えています。原作のストーリーを
一部略して順を追って紹介すると・・・・・

1.原作3巻、アニメ1部のラストより、家族を失ったシルフィールを
  セイルーンの親類の家まで送り届ける。

 ちなみに彼女の卒倒はここでフィルさんを確認して出て来るものですが(笑)
まぁそれはともかく、身を隠しているフィルさんから、自分の無事を王宮にいる人に
知らせてくれるよう依頼を受ける。ここでは、当初からお家騒動であることは
はっきりしており、リナに「犯人の目星は」と聞かれて「自分の弟だ」とフィルさん
自身はっきり答えている。ちなみに娘がいることはここで初めて聞かされる。
ちなみにこの依頼をこなす時にカンヅェルと若干やりあう。彼はクリストファの
「古い友人」との名目で王宮にいる。

2.依頼をこなした後、フィルさんとリナ一行は王宮に帰還。
  アメリアさん(この時点ではこう呼んでいる)と初対面。

 ここでフィルさんの警護という扱いで王宮に入る。アメリアさんと初対面。
ガウリィとリナを怪しむクリストファたちに「父さんの古い友人」と紹介する
アメリアさん(笑)もう誰が怪しいか最初から分かっていての皮肉。

3.リナへの襲撃で、フィルさんとは別にリナも狙われていると判明。
  さらにいろいろあって、アルフレッドが黒幕であることが判明。

 アニメではアルフレッドをカンヅェルが利用した事になっているが、大筋は同じ。
ただ原作では、アルフレッドのことなどカンヅェルはなんとも思ってないという
感触に近く、途中からかなり独立した動きになっている。アルフレッドも魔法は
一応使え、凄腕の暗殺者を含む一行と直接戦闘の末、アルフレッドを逮捕。

4.アルフレッド、牢より脱出

 クリストファの位置付けはかなり違う。「生まれてこの方、第一位王位継承者で
ない不満を言い続けて来た。息子の計画にも乗ったが、アルフレッドは私の野心を
自分のものと思っているだけ」とコメントしている。自分はともかくアルフレッドには
厳しい処分はしないでくれと頼むクリストファは、牢から脱出して来るアルフレッドを
何とかして止めようとし、結局アルフレッドを自分の短剣で刺してしまう。
後を追って死のうとするクリストファはフィルさんに止められる。
「兄上!なぜ止める!」「・・・・弟だからだ・・・・・」う、ちょっと感動(T_T)

5.カンヅェルと戦闘

 セイルーンの騒動が終わった後でも、カンヅェルの件は決着していない。
ガウリィ&リナで戦闘、最後にアメリアさんも加わる。ここでカンヅェルを
倒した技は、光の剣に竜破斬をかけるというもの。

一連の流れはこんな感じ。ちなみにゼロスとゼルは次の5巻まで出て来ないので、
ここではリナとガウリィだけで話が進んでいる。この最後の部分で、「父さんを
説得して出て来た」アメリアさんを旅の仲間に加えて次に進む、という話。
アニメではつるんでいる各メンバーも、一同に会するのは実はこれから先の
少しの部分だけですね。(そもそもシルフィールとアメリアはほとんど顔を
合わせていない)

 全般的に小説では、派手なやりあいより謎解きの妙とでもいうか、
ミステリー仕立ての側面が強いので、感触がかなり変わってますね。
でもエンターテイメントとしてきれいに仕上げた今回の一連のシリーズは
なかなかの出来と思っております。

>しかして前シリーズのレゾ=シャブラニグドウよりも強いのでは?と感じるほど
>でした。

最後になりますが、原作での魔族の強さの設定のバランスの取り方は少し難が
あるかと思っています。シャブラニグドゥがまず飛びぬけて弱過ぎる。レゾと
コピーのレゾがからむ3巻までは、設定が安定してない印象が見えます。
それ以降は比較的統一された設定となっているように感じますが。

	MAP2513		夏のこたつ