#183 Article 436 Posted at 1995/10/03 10:16:16 by 大友聖主 (MAP3290) [TV.ALL]

Subject: Re: TV版スレイヤーズを振り返って /434

あえて最終話の感想は書きません。ので、このシリーズを通してのことを
  書きたいと思います。

  私は原作を3巻(かな--;)くらいで読まなくなったヤツです。そりゃ部分的に
  読んだりしていたので、結構ストーリーは知っているつもりですが。
  原作を読まなくなった理由は、
    1.私が異常に本を読むのが苦手だということ。
    2.設定にいらついたこと。
    3.「あー、この人もたいしたことないわね」と思ったこと。
  の大きく3つがあげられます。まず1はもうどう仕様もないのですが(^^;)、
  2つめは1に輪をかける要因となってしまいました。魔法や魔族などの世界観が
  どうもしっくりこないのです。1巻の頃、世界観はワリとしっくりくるように、
  そう、読者に自然とわからせるようなものでした。それが2巻3巻と続いていく
  うちに作者の中で完成してしまっている世界観をどかどかと詰め込み、ある種
  作者の自己満足的な世界観の押し付けのようにも思えたのです。そしてそこから
  訪れる3の要因。ギャグのレベルにしろ何にしろ、「完成されたキャラ」「完成
  された世界観」、そういったものでは面白みが半減してしまうと思うのです。
  これはあくまで個人的なものなのですが、私はそういったものが作り出すギャグは
  嫌いです。最近そういうアニメやマンガ、小説が多すぎると思っているワケで、
  その上ギャグのレベルは明らかに下がり、「完成された」中で作られるストーリー
  からは感動も感じません。こんな事を言うのは酷かも知れませんが、確かに1巻
  からは「この人はそれができてる!」といった手ごたえを受けました。「どこが
  どう?」と言われても、直接どことは言えませんが、全体的な雰囲気から、自分も
  モノを書くヤツとしてそういう手ごたえを受けたのです。ですが続けていくうちに
  思ったのです。私の最愛の某アニメもそう。人気が出たからと言って続けることが
  いいワケではない。自分がいかに気に入ったものであろうと、ひき時にひく、
  それも大事だと思うのです。続ければ続ける程「完成された中の」世界を描く
  ことになるのだから...。

  そんなある日に舞い込んだ「スレイヤーズ、アニメ化するよ!」という言葉。
  正直言って最初は期待してました。どうせアニメ化ということはたいして先までは
  描けない。それなら1巻の凄さを表現できるんじゃないか、と。でも期待が
  大きすぎた所為でしょうか。粗ばかり目立って見えてしまいます。確かに今私は
  「完成された」ものは嫌だと言いました。しかし、1つだけ違うのは、これは
  あくまでも「原作の付き」のアニメだということです。キャラが確立されている
  のは嫌いです。でもいくらなんでも設定はめちゃくちゃ変更するは、スタッフが
  原作を理解していないは、声優は好き放題やってるは、それでいてストーリーだけ
  原作から借りてくるは...ここまでくれば「何のためのアニメ化なんだよ!」
  としか言いようがなくなってしまいます。改善を願って見ていましたが、回を
  重ねても改善しない。「1巻の凄さを~」と思っていた私には「いい加減に
  しろよ、オイっ」という気持ちが沸いてきたのです。あれだけ途中で読むのを
  やめてしまった原作よりもアニメを批判せざるを得なくなってくる。そう、
  それはある意味最終回に至るまで繰り返されました。

  でもそういいつつも最終回まで見ている自分に何か妙な気分を覚えます。この
  「スレイヤーズ」という作品自体に、それでもそれなりには魅かれていたのだと
  思います。作画、背景の良さ(そこら辺は、私の想像していたものにぴったり
  ハマったのです)も映像においては重要なポイント。最後のフラグーンの奇麗な
  こと奇麗なこと。最後にはそれなりの「形」ができていて、それはまだまだ
  荒削りなのだけれども、最終話だけをとってみればそれなりに良かったのかな
  と思います。(だからこそ最後の最後にシルフィーユが「はぅ」と、原作に
  従ってしまったことは逆に嫌だったです)

  私の場合、

>3.どうも調子が良くないが、たまにはいいところもあるので見捨てられない。
>4.もうボロボロで、時を経ても改善されないので書き込みも減る(^^;

  4だったワケですが、3もあるからこそ最後まで見ていたのかもしれません。

  こたつさんの言うように、ここで終わらせてしまうのはやっとできてきたのに
  もったいないという気もしますが、これ以上もし続いていたら...と考えると、
  これもまた「良いひき時」だった気がします。
                           ☆秀くん大好き☆