#172 Article 402 Posted at 1995/12/11 23:31:18 by KINMA (MAP814) [NO32INP]

Subject: Re: Re: Re: 素敵なクリスマスイブ /400 /399 /398

そりゃ、今回のロミオは幸福な描写だったかもしれないけれど、これって実は
 とっても不幸なことなんぢゃないかなぁ。今までは何も知らずに目の前の課題
 だけに全力でぶつかってきた。否、知らなかったからこそ、ぶつかれた。

 けれどもロミオは、いろんな事を知ってしまった。未来に対して大きな希望を
 持つことができた。彼を取り巻く虐げられた環境は、そのままに。そこで初めて
 自分の置かれた状況の不当性を、そのやるせなさを思い知るんぢゃないだろか。

 もちろんこれは「おはなし」なんだから、「ロミオは頑張って自分の夢を実現
 しましたとさ。めでたしめでたし。」というのもアリなんだろうけど、あの
 社会でロミオがそこに至るのは無理なんぢゃないか‥‥と思うのは天の邪鬼
 かしら。

 Art. 398で MEX さんが「そんな悲しいお話しを期待してたんだけどなぁ・・」と
 書いておいでですが、今回の話を観ていると悲しい話というより、青年ロミオが
 煙突掃除夫の労働争議を率先しつつ看護婦と愛を語り合うようなドラマが見える
 ような気がします。

 人形劇のシーンは涙を誘います。とっても、この時間帯の作品らしい描写だと
 思います。

          でも、あれだけのものを短時間でよく作れたな  きんま