#163 Article 162 Posted at 1994/09/21 01:35:57 by Mick'n (MAP1406) [TERM]

Subject: Re:*12 単語の解説 (Re: 祝!接続) /152 ...... /5 /3

##### 電子メール

  さて、Internet を実際に使う事例として、「電子メール」 について。

  既にメイプルを始め、BBS などでおなじみの「電子メール」です。従来の BBS 
では、同じ BBS 内の会員宛にメールを送ることができますが、 Internet という
「ネットワーク」だと、送ることの範囲が拡がります。

  BBS では送り先に ID を指定しますが、Internet の場合は、「アドレス」を
指定します。(e-mail address)

  このアドレス (e-mail address) は、
           username@domain-name
  という形をしています。

  @ 記号より左側 (domain-name) が、前のアーティクルで解説した「ドメイン名」
  @ 記号より右側 (username) が、そのドメイン名における「ユーザ名」

  を表わしています。domain-name は組織ごとに固有のもので、username の部分
  は、その組織内で (組織ごとに) 決定されています。

(例)
   MAP1406@mapletown.or.jp
       これは mapletown.or.jp (Mapletown Network) の MAP1406 という「名前 (ID)」
       を持つ人のアドレスです。

  ae5t-ksn@asahi-net.or.jp
       同様に、asahi-net.or.jp (ASAHI ネット) の ae5t-ksn という ID を持つ人
       のアドレス。(具体的には私の ID です^^;)

  president@whitehouse.gov
       whitehouse.gov (アメリカのホワイトハウス) の president (大統領) の
       アドレスです。(実際にこのアドレスで、意見や陳情などを受け付けています。
       1 日に 6 万通は届いているという話 )

  [注意: @ 記号より右側の domain name は大文字と小文字の区別はありません。
         @ 記号より左側の部分については特に決まりはありませんが、メイプルでは
         Internet mail に関しては、受信については、大文字と小文字の区別はして
         いません。]

*** 使い方 ***

  使い方は、Internet に繋がっている組織、コンピュータ、システム、ツール
により異なります。メイプルにおいては、imail コマンドが提供されています。

      Internet に直接繋がっている UNIX などを直接扱える環境ならば、mail、
    MH、 VM、elm、pine など様々な選択肢があるのですが、メイプルでは残念な
    がら imail だけです ^^;

      メールに限らず、Internet においては、ネットワークの上を流れるデータ
    の形式、手順のみが定まっていて、それを扱うソフトウェアの選択肢が広いと
    いうのが特徴としていえるかもしれません。この形式や手順については、
    Internet の参加者同士の議論によって決定されており、その内容は公開され
    ています。(もちろん、閉じた参加者の間で独自の手順を使ってやりとりする
    ことも可能ではありますが)

*** 注意 ***

  日本の Internet においては、ISO-2022-JP という文字のエンコーディグを使う
ことが一般的で、異なる組織間では、このコーディングを使っていることが勧めら
れています。ISO-2022-JP というのは簡単にいえば、JIS コードから 1 バイトの
カナ文字を除いたもの、です。

  たいていの場合はシステムが自動的に変換してくれるので、それほど注意するこ
とはありません。メイプルでも、自動的に シフトJIS から ISO-2022-JP に変換し
て送り出し、受信したメイルも自動的に シフトJIS に変換します。
  ( 1 バイトのカナ文字は 2 バイトのカナ文字に変換します )

  注意することとしては、

 * 1 バイトのカナ文字を使わない
    ish をそのまま使うと、1 バイトのカナ文字を出力してしまいます。
    -s7 オプションなどで回避しましょう。
    (Internet だと ish よりは uuencode などのツールのほうがが広く使われて
    いますが、相手が ish が使えるとわかっている場合なら使ってもよいでしょう)

 * Subject: には漢字が使えないかもしれない
    規格上は、Subject: に漢字を使うことはできるのですが、ソフトウェアによっ
    ては対応していないものもあります。1 バイトの英数文字 (ローマ字) などだ
    けで書くか、併記しておくとよいかもしれません。

 * そもそも相手は漢字が読めるとは限らない
    日本の中の日本人相手なら、まあ、大丈夫でしょうね:)
    (相手が外国で、日本人以外でも、読めることもありますし)

 * 64キロバイトより大きなメイルは送らない方がよい
    Internet に繋がっているシステムは、最大で 64キロバイトまでは扱えること
    が要求されていますが、それ以上は保証されていません。

 * 宛先のアドレスのつづり間違いに注意する
    1 文字でも間違っていると、エラーになって返ってきます。

 * 相手にいつ届いたのかを調べる方法は一般的にない
    世界中のコンピュータを調べるのは大変です:)

 -- つづく

  Mick'n (MAP1406)