#160 Article 546 Posted at 1995/07/19 04:40:56 by かくた (MAP4496) [NO.74]

Subject: Re:*6 お騒がせ!結婚宣言? /542 ... /527 /526

>  あの結末に、ギャグものではなくて、キャラクターものだったんだ、
 はいはい。そーなんでございますよ。TOSHIさんのご友人の言葉を借りると
「『チャチャ』は辻監督の作品というよりは、『うる星』『らんま』の流れに連な
る松下プロデューサーの作品だ」
ということができるんです。
 (だからこそ松下さんはこの作品をアニメ化しようと思ったのかも知れませんね)
 辻監督は各処で「私は本来はシリアスものが得意なんです」と発言してますし。
 (もう誰も信じてくれないでしょうけど)

 竹熊健太郎氏が「今の日本のギャグマンガはシチュエーション・コメディばかりだ」
と言っていたそうです。しかしそうならざるを得ない理由があります。もともとギャ
グとはジョークや小噺に代表されるように断片的なものです。しかし日本における
「ギャグマンガ」(特に連載)は、「ギャグ」を盛り込みながらなんらかの「ストーリ
ー」をかたちづくらなければならないという制限を課されています。この相反を解決
するために、一般のギャグマンガは「非日常な設定」「非日常なキャラクター」から
非日常的な事件が生じ続けるシチュエーション・コメディにならざるを得ないのです。
 (ギャグに先鋭的なマンガ家はさっさと「ストーリー」を放棄して、「一発芸」的な
方向へ向かいます。赤塚しかり、江口しかり、とりみきしかり……)

>  あの最終回はなんなんだろう、ということなんです。

 ズバリ言っちまうと「ファンサービス」です(笑)。
 本放送で初めて見たとき、正直言って「なんだ、最終回つってもこんなもんかー」
とあたしも思ったんです。「これはヤラれた!」と思うようなギャグもないし。
 しかし、その翌日の某ボードOFFで、プロジェクターの大画面で同好の士40数名と一
緒に見て考えが変わりました。「おお、こんなとこにこんなキャラが!」てんで盛り
上がるんだもん(笑)。その意味で、TOSHIさんが「変わらないこと」を「アニメファン
の志向」と書いておられたのは外してないかも知れません。
 ちなみに『チャチャ』自体は「変わること」をずいぶんと描いております。まぁ、
そういう話に限ってファンの反発が大きかったのも事実なのですが……。

 ただ、前のart.にも書いた通り、マジカルプリンセスをめぐる物語としてのアニメ
独自の『チャチャ』自体は、実質的に昨年末の50話で「最終回」を迎えております。
 (#148では50話を「最終回」と通称することもほぼ公然化してましたね)
 その後、放映延長に伴うマジカルプリンセスの退場を描くもう一つの「最終回」も
ありました。
 (スタッフの大英断だと思うんだけど、ファンにはこれが評判悪いんだわ。笑)
 (で、その後の話は本来なら消化試合になるはずなのに、消化試合で平均値以上の
  ものを作ってしまったのがこのスタッフのすごいとこ)
 というわけで2回も「最終回」を作ってしまった結果として、本当の最終回には全
員集合のカーテンコールにせざるを得なかったのではないかと私は思うのですが。
 (だから他の作品と単純比較はできないんじゃなーい? てのがホンネ。笑)

                                  かくた
p.s. TOSHIさんも年寄りOFF来て欲しかったのにな……。
p.p.s. でもまぁ、いいタイミングで終わったのかも知れません。