#16 Article 2372 Posted at 2000/03/31 00:18:49 by 夏のこたつ (MAP2513) [LIVAIUS]
Subject: Re: 無限のリヴァイアス:最終話 /2371
最終回、見ました。 このシリーズには随分引き込まれましたが、最後まで良かったです。 正直、昨今のこの情勢下に、これだけの傑作が出来るとは思っても見ませんでした。 毎週楽しみというようなことはそれこそエヴァ前半以来でした。 当初の滑り出しがやや自己満足的な風潮が見えたので誤解してましたが、 総合すると非常な傑作ですね。これを見ないのは実に損だと思うので、 簡単に概要を。 シチュエーションとしては、よくある十五少年漂流記もの。 ただ、この作品が優れているのは、外部的な脅威を設定しても、 心理的な圧迫感はあくまでメンバーが構成する社会生活に押さえた所です。 さらに、個々人の性格は個性的ながら、あまり奇矯に走らず、社会システムを 際だたせる中で表現したのがうまい。いくつかの、非常に優れたRPGや AVGは、世界観の構築に成功しているが故に、そこで活動するキャラの 言動が真実味を持って響くものですが、この作品も同じ要素があリます。 ちゃんとセリフに意味があり、発せられた当たり前の言葉が生きる。 理由のある、考えられた構成になっている。このアニメ1話で、昨今の箸にも 棒にもかからないものの半年分くらい価値があるんじゃないか(笑) いずれにせよ、なかなか起伏のあるドラマティックな展開が楽しめます。 持続する緊張感、人間の抱える矛盾。若い世代には直接的な感銘を、我々のような 少し年をとった世代は(少しか?)これを見て色々と思う所が出て来る。最近では 珍しい、一般性の高さや普遍的なメッセージを持った作品ではないでしょうか。 口の悪い人はカネボウヒューマンドキュメンタリーとかいいますが(^^;) また、見た人は分かると思いますが、この作品は実質的に21話で 内容は結実しています。ああいう、傷を舐め合うような情けなさの中ではあっても、 また本当に僅かながらではあっても、まがい物でも借り物でもない本物の進歩。 最後に価値のある実りを感じることが出来たのは、本当に収穫でした。 エヴァの時に、内心皆が望んでいたのはこういうものなんだろうね。 それがこんな形で見ることが出来るのは、意外ではありました。 いやー、これほどアニメを絶賛するのは一体何年ぶりだろ(笑) でも、5年に1度くらいは言って見たいよね、こういうのも。 さて、次の夏コミでは何冊「聖母アルネの教え」という同人誌があるやら。 というか、きっとこの前の冬コミであったな(^^;) MAP2513 夏のこたつ