#159 Article 1144 Posted at 1996/09/23 23:26:36 by OG (MAP1820) [IRONMAN]

Subject: アイアンマン、来週で最終回

長くてスイマセン。前々から書きたいこと多かった番組なんで増えちまって。

 現在BS11で放送中のメリケンアニメ『アイアンマン』が次回で最終回。
現在放送中のTVアニメでは一番「好き」な番組でした。録画が溜まってい
ないのはこれと同録してるガイファードだけだったりして。

 原作はアメコミの強化服(劇中では「アーマー』)ヒーローものなんですが、
主人公が破綻しているところをどこまで再現できるかが注目点でした。

 話そのものは、特に1クール目は酷い以前のデキだったりするんですが、
それでも、VSラムネやダグオンが私にとってはどうも面白くなく、キャラ
にも感情移入できないのと違って、妙に好きなんですよね。登場人物のほと
んどが中年、主人公トニー・スタークに至っては女たらしの破滅型ワンマン
社長だからかな? 人間関係の積み上げ、確執をそれなりに積み上げてくれ
ているのと、メリケンアニメなシンプルな絵柄と漂うチープなテイスト、
おバカすぎる展開が、売れ線ジャパニメーションのいやらしさに辟易してい
る私の好みに合うんですね、ってこれは逃避かいいわけか。

#最近、よく目にするジャパニメーションの海外での評判記事を目にする
#たびに、日本でのアメコミブームの対称、目新しいものゆえのカルチャー
#ショックでしょ、と思ってしまうのですが。

 2クール目では、1クール目のアホ系の宿敵・マンダリンを倒したものの、
リーダーであるアイアンマンのワンマンぶりが祟って「アイアンフォース」
は崩壊、相棒の副社長、愛人^^の秘書以外の仲間たちが離れてしまいます。
 主な敵は1クール目からの商売敵や、会社に逆恨みした一般人、昔の恋人
やらになってしまい、カタルシスは(元々)ないながらもちょっとずつ面白
くなってきました。

 極めつけが、社会の敵となったアイアンマンの「死」を描くエピソード。
観てない人が多いとおもうんで、ちょっと再録します。

 ロシアで発生した核テロに出動したアイアンマンだが、旧ソ連のアーマー・
クリムゾン・ダイナモの前に膠着状態となってしまう。何故か敵はアイアン
マンと同じ性能を持っていたのだ。結局敵は核ミサイルとともにサイロ内で
自爆し、最悪の結果となってしまう。
 国連のアイアンマンへの非難決議が出る中、更に、クリムゾンにアイアン
マンの技術が盗用されていたのが判明する。
#極秘のため特許をとっておらず、法的手段に訴えられない描写あり(笑)
#でも、悪用してんのは裏社会だというのに訴えてどーすんだか。
 己の技術が核テロに使われてしまった上に、国連や世論の非難。それやこ
れやでノイローゼとなった主人公は、盗用された技術を抹消するため、善悪
体制を問わず世界中のアーマー着用者を襲撃、己の技術が使われていれば、
アーマーを破壊してまわるのであった。違ったら症状が悪化するばかり^^。
#まるで「ダムダムの首」である
 相棒や愛人、サポートAIの忠告・説得にもかかわらず、刑務所や特殊部隊
のアーマーまで破壊してまわるアイアンマン。立ちはだかるかってのチーム
メイト・ホークアイをも倒したアイアンマンに、世論は更に激昂し、アイア
ンマンのスポンサーであるところのスターク社の株価は暴落。主人公はアイ
アンマンを懲戒免職したことを発表し、取り敢えず世論をかわすのだった。
(表向きアイアンマンは主人公の会社に雇われているということになっている。
最近の原作では、肩アーマーに会社名が入っているのだ^^)
 相棒ウォーマシーンは、アイアンマンを実力で止めるべく行動を起すが、
「その技術は私のものだ~」と錯乱した主人公の手で倒されてしまう。
#2クール目での事件で、相棒はアーマー恐怖症となっていて、それを克服
#するまでのエピソードが積み上げられ、ついにこの前話でウォーマシーン
#として復活しているのだ。それを最も喜んだ主人公が、錯乱しているとは
#いえ、相棒のトラウマをえぐる形で倒してしまう。燃え。

 裏で糸を引くライバル企業は、ついに「正義のため」アイアンマン抹殺の
ロボット兵器を繰り出す。アイアンマンのテクノロジーを研究し尽くした敵
に全く歯が立たず、ついに四散するアイアンマン・・・のアーマーのみ^^。
 かくしてアイアンマンは悪名とともに「死」を迎え、主人公は社長業に
専念することになる。だが、ライバル企業はスターク社をたたき潰すべく、
テロを装い破壊活動をしかけてきた。立ち向かえるのはアイアンマンだけだ!

 復活したアイアンマンは敵ロボット兵器を倒すが、ライバル企業の悪事を
暴くことはできず、ウィルスを使って相手のコンピューターからアイアンマン
の技術データ、ついでに全データをパーにして身動きを採れなくすることで、
取りずめでたしメデタシ。
#しかし「インターネットで効果は確認済みだ」ってあんた正義の味方じゃ;;

 と、文字にするとかなりハードなんだけど、メリケンアニメならではの
おバカな雰囲気が画面を漂っています。核テロが起きても工場が爆発しても
飛行機が落ちても、どんな事件が起きても死人は画面に出ないし^^。今回の
ではフォロー画面(必ず脱出シーンがあるとか)がなかったけど。
 あげくに、翌週の話ではなんの説明もなく、悪として死んだはずのアイア
ンマンは正義の味方として復活しとるのですな。こういうとこや核、放射能、
産業廃棄物の扱いがメリケンアニメではいい加減すぎる~。伝統ですけどね^^

 最終回の前後編は、2クール目各話のラストにて、放浪し失った力を集めて
いるエピソードが入っていたマンダリンの復活と最後の挑戦。1クール目の
アホさとは別人のようにハードなマンダリンに対して、ばらばらになっていた
アイアンフォースのメンバーの再集結。それでもアイアンマンのワンマンは
変わらず、若いホークアイのいらだちは募る。
 マンダリンのハイテク凍結ガスの威力の前にニューヨークは静止、アジトに
一人先走って突入したアイアンマンの全機能は停止し、正体もバレてしまう。
#移植されてた人工心臓は何で止まらんのだ。ホークアイの中枢神経にも
#バイオチップが移植されているエピソードもあるんだがなぁ^^

 どうなる次回! 後枠もメリケンアニメなら嬉しいな!

 原作じゃ主人公死んじゃって、過去から若いのをつれてきて後釜にすえてま
して(原作での遺言状公開話やクロスオーバーものによると、主人公の隠し子
ということにしているか設定変更したフシもあり。死んだ主人公の名前がトニー
からアンソニーに変わっているし)。原作の絵柄がバットマンTAS調の絵柄に
なってて、かなり面白そうだったのですが、X-MENとのクロスオーバーの結果、
一度リセットをかけてリニューアルするようで。残念。


                                                  OG