#148 Article 22770 Posted at 1995/11/05 07:34:26 by DELTA (MAP5804) [STORY]

Subject: Re:*7 約7年後 /22764 ... /22723 /22719

§6

  「三日…か。取り囲んでマナを遮断する例の戦法では間に合わないな」
  「むしろ危険だ。肉体まで大魔王の姿になってしまったという事は、ピカポンは暗黒魔
 界からパワーを受けていると考えてよかろう。こちらの世界のマナを遮断すれば、扉の
 開くのを押し止める力が無くなってしまうだけかもしれん」
  「ではどうするのだ?ピカポンに勝った事が有るのは…この中ではどろしー殿だけで
 はないのか?」
  「ま、正式にはね」
  小田原評定にうんざりした様子で、飲み慣れないコーヒーをちびり^2と口に運ぶどろ
 しーちゃん。7年前と姿が変わっていないのに驚く人も多いでしょう。歳増やしの薬同
 様、若返りの薬のコピーにも成功しているみたいですね。
  (あんたが「タレテナイモンネ」なんて頭にくる事書いたからじゃない!全く…)←Art.22212
  「でも、あてにしてもらっちゃ困るわ。姿だけじゃなく、大魔王の能力まで受け継いで
 いるとしたら、あたし一人じゃ手に負えない筈よ」
  「大魔王か…やっかいだな」「マジカルプリンセスもホーリーアップのアイテムも無い
 今、どうやって対抗するのだ?」「魔法が使える者全員で攻撃すれば、いかな大魔王でも
 …」「無謀だ!防御能力の弱い若い者が足を引っ張って、各個に撃破されるだけだ!」
  「…みなさん、何か忘れていませんかぁ?」
  それまで一言も発言のなかったセラヴィがボソッとこう漏らしただけで、議場は静まり
 返ってしまいました。
  「挑戦されたのは、世界一のこの僕です」
  「…んで、あんたがやるとして、勝つ見込みあんの?『負けました、これから世界一は
 ピカポンさんです』じゃ済まないのよ!?」
  「まあ、無い訳じゃないんですが…」
  「どろしーちゃん、いっしょに手伝って▼」←\heartsuit
  エリザベス人形が、可愛らしく小首をかしげます(^^;。

  「僕が結界を張ってピカポンを封じ込めます。どろしーちゃんは結界が完成するまで
 の間、攻撃を続けて奴の気をそらして下さい。周りを囲んだ魔道士部隊には、時間伸長
 魔法をかけてもらって、魔界の扉が開くのを可能な限り遅らせます」
  「ずいぶん…消極的な作戦ね。本当にそんなんであいつを倒せるの?」
  「"八重子"さんの一件があってから、僕も少し研究してみたんです。結界の精度がまだ
 今一つなんですが、たとえ大魔王本来の力を奴が持っていたとしても封印は可能です」
  セラヴィの家の地下室で、道具箱から魔法用具の数々を引っ張り出す二人。どろしー
 ちゃん、結局同意してここまでついて来た割には、「何であたしがこんな事しなきゃい
 けないのよ」などとグチりまくっています。
  「どろしーちゃん…あんな呪いかけられて口惜しくないんですか?」
  急に真面目な顔をしてセラヴィが尋ねますが、どろしーちゃんは目を合わせようとも
 しません。
  「べぇっつにぃ。生めなくなったのはあんたとの子供だけなんだし。ピカポンの気持ち
 も判らなくもないわ。世界で一番目と二番目の魔法使いの子供なんか誕生させたら、自
 分が世界一に返り咲く事が出来なくなるだろうって。とはいえギルド追放は当然ね。他
 人の身体にこんな事して…誰の子を生むかくらいあたしが自分で決めるわよ」
  「僕は…どろしーちゃんに僕の子供を生んで欲しかったなぁ」
  「…金髪の女の子が生まれるとは限らないじゃない」
  R+Gで黄色になる気もしますが(^^;。どろしーちゃんすこし頬が赤いですよ。
  「僕はもう金髪にこだわってませんって(^^;;…毎晩僕の家に来てたのは、僕の子供が
 欲しかったからじゃないんですか…?」
  「バカな事言うんじゃないわよ!(-ヘ-#)気持ちいいから寝ただけ!あんたそれなりに
 上手いし…まぁ、しいねちゃんがいなくなって淋しかったってのもあるわね」
  「ホントにそれだけ?」
  エリザベスのツッコミに、もういちいち腹を立てるどろしーちゃんではありません。
  「…ああ、あともう一つ。イキ顔が情けなくて笑えたからよ。男はみんなそうだけど、あ
 んたのは特に。思い出し笑いのネタには困らなかったわ」
  セラヴィの他はしいねちゃんしか知らないくせに(^^;;


  MAP5804 「事実婚」ってやつですね DELTA_WAVE
P.S 結局いつもこっちの方に脱線するなぁ