#141 Article 1814 Posted at 1997/06/05 03:55:30 by 出羽 (MAP3492) [IDENSHI]

Subject: Re:*4 るーみっくな遺伝子 /1812 ... /1798 /1796

>結んでいるところが、妙にそそるしぐさだなと(爆)。
>(ね、出羽さん!(^^;)

  こっ、こっ、こっちに振るなぁーーーっ! 困るじ
  ゃないですかっ。

#なら律儀に返事するなってば。(^^;)

  ところで、このサブジェクトでの一連の流れとはち
  ょっと違う気もするのですが、うる星に代表される
  るーみっくワールドと、極楽に代表される椎名ワー
  ルドの違いを見る上でもしかしたら大きいことかも
  しれないと思うことを1点。

  私が両者の最も大きな違いだと感じるのは、作品世
  界におけるキャラクターの相互関係です。
  私は”うる星やつら”を読んだあと、それを楽しん
  だかどうかに関わらずほとんど大抵すっきりしない
  後味に悩まされた覚えがあります。 これは私の読
  み方の問題かもしれないのですが、何度読んでみて
  も”うる星”のキャラたちの間に信頼関係は見えて
  来ませんでした。 四方から同じ力で反発を受ける
  と中心の物体は動きませんが、”うる星”の世界は
  この”負の均衡”で保たれている感がどうしても否
  めません。 ある意味見事ですが、あまりにも利害
  行動原理が表に出てくるところには最後まで馴染め
  ませんでした。

  翻って”極楽大作戦”ですが、たとえ美神とエミの
  間であっても”うる星”的な醒めた人間関係は感じ
  られません。 例えばあたると面堂が”一緒にいて
  も冷えている”関係なら、美神とエミには”闘って
  いても温かい”何かがあります。 いつぞやの対決
  の後、おキヌがもらした「心底いがみあっているは
  ず”なのに”」という感想もありました。
  この他にも、人造人間に過ぎないはずのマリアが、
  重力に捉われた大気圏で横島に言った
  「横島さん・どこへ・落ちたい?」
  の台詞は記憶に新しい(最近読んだので^^; )とこ
  ろですが、こんなさりげない中にも”心”を感じま
  す。

  大衆演劇でいうところの”喜劇”は、根底に”情”
  があります。 少し質は異なるでしょうが、椎名作
  品が単なるスラップスティックなギャグで終わらな
  い読後感を持つ理由は、この喜劇の本質を失ってい
  ないからではないかという気がします。

                       :出羽