#138 Article 84 Posted at 1993/02/19 01:58:53 by がるがり (MAP2934) [JEANI.T18]

Subject: #18「新しい生活」 全会話

#18「新しい生活」Aパート 全会話
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(回想:#1冒頭シーン)
スチーブン 「待ってよぉ」
ジェニー 「早く早くぅ スティーブン遅い! それでも男の子なの?」
スチ	「男の子に決まってんだろ ボクが女の子に見えるかってんだ」
ビル	「ジェニーは女の子なのに元気が良すぎるんです」
ジェ	「悲鳴上げているの? だらしないわよぉ 早くぅ」

NA	「ボクの名前はスティーブン・コリンズ・フォスター
	 こっちが友達のビル そして 太陽のように明るく素敵なジェニー
	 ジェニーは名医である素晴らしいお父さんと優しいお母さんに見守られて
	 幸せに暮らしていました」

(回想:#3アンジェラが倒れるシーン)
ジェ	「次はお母さん お母さん? お母さん!」
フレディ 「ア アンジェラ」
ビッグジョー 「奥様」

NA	「しかし お母さんの突然の死
	 お父さんの再婚を期に 彼女の運命は大きく変わって行くのでした」

(回想:#17ジェニーがニューヨークに向かう車内からビルを見るシーン)
ジェ	「ビル? ビル!」

NA	「そしてジェニーは 自らの意思と勇気で
	 未来に向かって 一人歩き始めたのです」

NA	「新しい生活」

ジェ	「ニューヨークだぁ!」

NA	「ニューヨーク…それはアメリカの象徴
	 ニューヨーク…それは夢と未来の象徴」

ジェ	「うわぁ~ なんて大きな街なのぉ」

NA	「1839年9月10日 忘れもしないこの日
	 遂にニューヨークにジェニーがやって来ました」

ジェ	「わぁ 大きな駅ぃ あっ
	 ちょっと ちょっと待って」(ひとごみに押されている)
スチ	「ジェニー! ジェニーぃ ジェニー」
ジェ	「スティーブン スティーブンここよ」
スチ	「ジェニー ジェニー」

ジェ	「凄い所ね」
スチ	「ああ」
ジェ	「みんなあんなに急いで どこヘ行こうとしているのかしら?」
スチ	「未来さ 希望に満ちあふれた 未来だよ ジェニー」
ジェ	「スティーブン」
スチ	「ジェニー」
ジェ&スチ 「やったぁ やった」
スチ	「遂に来たんだねニューヨークに」
ジェ	「そうよ 私の未来がここに有るのよ スティーブン」

スチ	「この辺もなかなか良い所だろ」
じぇ	「うん あんな街のすぐ近くとは思えないわ」
スチ	「あの丘に登ると街が見渡せるんだ
	 きっと気に入ると思うよ 後で案内するからね」
ジェ	「スティーブンの学校は街の中でしょ 
	 どうしてそんなにこの辺りのことに詳しいの?」
スチ	「ジェニーが来るって言うんで 何度も下見をしに来たんだ」
ジェ	「うふ 道理で」
スチ	「あっ見えてきた あれだよジェニー」
ジェ	「セントマリア女学院」

ジェ	「ここが私の学校」
スチ	「さぁ入ろう 入学手続きが済んだら周りを案内するよ
	 こんにちは ここに入学する生徒連れてきたんですが
	 あっ ボクが運びます」
ジャクソン 「お前さんは入れんよ さあ お嬢ちゃんついておいで
	 早くしなさい」
スチ	「あぁ じゃぁここで待っているからさ 早く行っておいでよ」
ジェ	「うん じゃぁ後でね」

ジェ	「わたし ペンシルバニア州のローレンスビルから来た
	 ジェニー・マクダウエルです よろしく
	 あの お名前は?」
ジャ	「下働きは 庭の木と同じじゃ 木の名前なんかどうでもいいし
	 木に話しかける奴もおらん」
ジェ	「そんなぁ わたし森の木やお花にも話かけるわ
	 それにおじさんはちゃんとした人間じゃない」
ジャ	「えっ 人間…」
ヒラリー 「あなた~ ジェニーマクダウエル?」
ジェ	「えっ」
ヒラ	「ジェニーマクダウエルね」
ジェ	「あ はい どうぞよろしくお願いします」
ヒラ	「遅かったわねぇ 院長先生があの中でお待ちよ
	 さあ 急いでちょうだい 荷物は私が寮に運んでおくから」
ジェ	「あ、あのぉ
	 あ、あの ありがとう あっ」
ジャ	「ジャクソン 木の一本一本に名前があるとすればな」
ジェ	「ありがとう! ジャクソンさん」

ミンナ	「どうぞ」
ジェ	「あの ジェニー・マクダウエルです」
ミンナ	「遠いところを良く来たわねぇ~ジェニー 疲れなかった?」
ジェ	「はい」
ミンナ	「院長のミンナ・ハミルトンです」
ジェ	「よろしくおねがいします」
ミンナ	「まぁいい御挨拶だこと ではここセントマリア女学院についてお話します
	 本学院の精神は 自主性を重んじ 個性を伸ばす教育をモットーに
	 広く社会に貢献しうる誇りを持った人格者を世に送りだすことです
	 5年制で全校生は100人 一学年20人の少数精鋭の英才教育の学院です
	 大学ヘの進学率でも 東部の女学院のなかで五指に入ります」

ヒラ	「さあここが寮よ あっ ガーランド先生
	 学生主任のリズ・ガーランド先生よ」
ガーランド 「もういいわよ ヒラリー」
ヒラリ	「あ はい 失礼します」
ジェ	「あの ジェニー・マクダウエルです」
ガー	「そう 院長先生には?」
ジェ	「はい! お会いしました とってもやさしくて素敵な方なんで…」
ガー	「ここでは 無駄なおしゃべりは不要です 要点だけにしなさい」
ジェ	「あ はい ガーランド先生」
ガー	「細かい点は先輩達から聞きなさい 大きく2点だけ注意します
	 ひとつ、本学院の生徒は常に淑女として振る舞うこと
	 復唱して」
ジェ	「あ はい 本学院の生徒常に…」
ガー	「淑女として振る舞うこと」
ジェ	「淑女として振る舞うこと」
ガー	「ひとつ、学院の許可なく門外には出ないこと」
ジェ	「学院の許可なく門外には出ないこと
	 あのぉ 先生 スティーブンは…
	 あ いえ ここまで送ってくれた友達が門のところで待ってるんです」
ガー	「休日に会うよう許可を申請しなさい」
ジェ	「では いますぐ 断ってきます」
ガー	「すぐ済みますから 後になさい」
ジェ	「あ はい」
ガー	「では 寮に入り私物を片付けなさい 部屋は二階です
	 表に名札が有ります」
ジェ	「おーこわ さあ 急がなくっちゃ
	 ここだわ」

キャシー? 「どうぞ」
ジェ	「あのぉ 今日入学したジェニー・マクダウエルです よろしく
	 どうしたの?」
ベティ	「(泣き声) 私の… 私の宝物がないの…」
ジェ	「へぇ? 無いってどう言うこと?」
ベティ	「誰かが取ったのよ 院長先生のお部屋から戻ってきたら
	 トランクが開いてて」
モーラ	「荷物検査よ」
ジェ	「荷物検査? ああ あ~ 一体誰がこんなことを
	 無い お母さんの肖像画が無い 荷物検査って誰がやったのぉ?」
モーラ	「さぁ? 私には関係ないから」
ジェ	「関係ないってルームメイトじゃない」
カンナ	「静かに!」
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#18Aパート終わり #18Bパートへ
#18「新しい生活」Bパート 全会話
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カンナ	「どっちがベティ・ランバートなの?」
ベティ	「あたしです」
カンナ	「そお では あなたがジェニー・マクダウエルね」
ジェ	「はい」

カンナ	「5年のカンナ・クレイトンよ この寮の管理を任せられているの
	 ここでは 私の指示に従ってもらうわ 
	 一番奥で本を読んでいるのが キャシー・ウインタ
	 そっちが モーラ・トンプソン
	 二人ともあなたたちより一年先輩よ」
ジェ	「よろしく あのぉ 荷物検査って一体誰が」
カンナ	「そんなことで騒いでも時間の無駄よ
	 入学したら誰でも一度は必ず受ける洗礼なんだから」
ジェ	「洗礼? でも 何の為に」
ナンシー? 「ここの 教育上不適当と思えるものは卒業まで主任のガーランド先生が
	 預かることになっているのよ」
ジェ	「ガーランド先生が? ベティ一緒に先生に会いにいきましょ」
ベティ	「返して くれるかしら」
ジェ	「私のお母さんの肖像画が教育上不適当だと思う?
	 きっと何かの間違いよ さぁ」
カンナ	「勝手なまねは困るわ ジェニー」
ジェ	「先生に会いに行くだけです」
カンナ	「皆と同じように静かにした方がいいわ これは親切で言っているのよ」
ジェ	「御親切に
	 でも この学院の精神は自主性と個性を伸ばすと教わったばかりなの
	 皆と同じじゃ個性的じゃないでしょ」

ガー	「荷物検査はここの規則です」
ジェ	「でもぉ その中から無断で私物を取りあげるのは…」
ガー	「泥棒と言いたいのですか?」
ジェ	「いえ でも行為自体は良く似ています」
ガー	「この私を泥棒呼ばわりするのですか」
ジェ	「そんなつもりはありません きっと何かの間違いだと思うんです
	 その 教育上不適当と言うのが だって 私の取り上げられたのは
	 お母さんの肖像画なんですよ」
ガー	「ジェニーいいですか ここは学校です
	 ここでは毎日自分を高めるために厳しい勉学に励まねばなりません
	 ところが そこに母親の肖像画があったらどうです
	 寂しさや懐かしさが増すだけです 違いますか?」
ジェ	「懐かしく思いだすことが教育上不適当なんですか?」
ガー	「ホームシックは勉学の敵です」
ジェ	「それなら心配いりません先生 お母さんは去年無くなったんですから」
ガー	「とにかく不適当です」
ジェ	「誰が判断されたんです?」
ガー	「私です 私が不適当と決定したものは卒業まで院長先生が預かる規則です」
ジェ	「そんな規則は聞いてません」
ガー	「なら よく聞きなさいここではこの私が規則です
	 さっさと私物の整理をして 制服に着替えなさい では」

モーラ	「もうあきらめなさいよ 一体何を取られたの」
ベティ	「口紅」
モーラ	「口紅?」
ベティ	「だって ママからの誕生日プレゼントなのよ
	 それに凄く気にいっていたんですもの」
モーラ	「ばっかみたい」
ジェ	「ベティにとっては宝物だわ
	 モーラあなたも やっぱり荷物検査で何か取られたの」
モーラ	「さぁ?」
ジェ	「キャシー あなたは」
キャシー 「ここでは 神に祈るために洗礼を受けるんじゃなくて
	 無理矢理洗礼を受けさせて ひざまずかせるのよ」
ジェ	「どおしてみんな黙っているの?」
モーラ	「規則なんだから仕方ないでしょ」
ジェ	「あれが規則だなんて 規則って言うのは私達のために有るはずだわ」
キャ	「今度そういう規則を作ってもらうのね
	 さぁ もう静かにしてちょうだい 勉強に集中できないわ」
ジェ	「わたし許せないわ さぁ これで規則の私物整理は済んだわ
	 行くわよ ベティ」
ベティ	「行くって? どこに」
ジェ	「院長先生に話に行くのよ 院長先生ならきっと分かって下さるわ」
ベティ	「うん」

ベティ	「ねぇ ジェニー本当に行くの?」
ジェ	「大丈夫よ あの院長先生は立派な方だわ
	 きっと忙しくて私物検査なんて馬鹿げた規則のこと知らないのよ」

ジェ	「先生 院長先生 失礼します 先生? お留守かしら
	 あっ! あったわ あれよ
	 お母さん あっ ベティこれあなたの?」
ベティ	「わぁ それよぉ これこれ ママが選んで下さったの
	 どお似合うでしょ」

ジェ 	「えっ ええ いい色ね」
ガー	「何のまねです?」
ジェ	「モーラ」

ガー	「どうしたの 本当のことをお話なさい
	 あんなことをしたのはジェニーにそそのかされたからでしょう」
ベティ	「いいえ 院長先生にお話をしに行こうとしただけで
	 そしたらお留守で 部屋の中に私の…」
ガー	「あなたは ジェニーと違っておとなしい性格じゃない
	 お留守の部屋に勝手に入ったりするような娘じゃないわ
	 ジェニーが無理に誘ったんでしょう」
ベティ	「別に誘われた訳じゃ…」
ガー	「本当のことさえ言えばあなたは何も罰を受けなくても済むのよ
	 それとも罰を受けたいの? 先生はあなたを救いたいの
	 ジェニーがそそのかしたんでしょ うなずくだけでいいわ そうよね」
ベティ	「はぁ」(かすかに、うなずく)
ガー	「そお やっぱりそうだったのね もう部屋に戻ってもいいわよ」
ベティ	「はい」

ガー	「いいこと ジェニー これは決して罰ではありません
	 あなたにチャンスを与えるのです」
ジェニ	「あっ
	 ここは?」
ガー	「しばらくここで反省なさい」
ジェ	「しばらくって あのステイーブンが 友達が待っているんです」
ガー	「その子はもう帰りました」
ジェ	「返った? まさか」
ガー	「私が返しました ここは女学院です 勉強をする所であって 
	 男の子とつきあいをするような場所ではありません 恥を知りなさい
	 あなたに反省のチャンスを与えます
	 しばらくこの部屋で自分のやった行為について反省なさい
	 そうしたら出してあげます」
ジェ	「はい」
ガー	「その素直さを忘れないように」
ジェ	「いいえ 反省はいたします
	 やはり院長先生がお戻りになってから行動すべきでした」
ガー	「そう 訂正します 一晩ここで反省しなさい ヒラリー!」

ジェ	「スティーブン」
スチ	「ジェニー遅いなぁ
	 あ あのぉ」
ガー	「あなたが スティーブン?」
スチ	「はい あの ジェニーは?」
ガー	「ジェニーは来ませんもう帰りなさい」
スチ	「はぁ? どうしてですか」
ガー	「そんなこと聞かれてもわかりません では」
スチ	「そんなぁ ジェニー 一体」
ジェ	「スティーブン」

NA	「ジェニーはとても心細い思いをしていました
	 しかし こんなことはほんの始まりにすぎなかったのです」
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