#134 Article 490 Posted at 1993/01/21 02:08:12 by 夏のこたつ (MAP2513) [NO.02]
Subject: Re:*27 雨 時々 ハイジャック /487 ........ /437 /436
> 行動、言動、表情。そしてアニメとして動きやセリフの言い回しを見て(聞いて) >あの双子に性格の差を見出だせませんでした。 この点については私も同様でした。回を追うごとに立体的な構成が出来上がって行くと 考えていたのでとりあえず納得はしていますが・・・・・ 現在まで見た範囲で、特に気になる事と言えば、やはり全体としての「舌足らず」的 印象が否定出来ない点です。いくつかみなさんが書かれた文章からだと・・・ >自身の、キズやほころびを視聴者側が最初から持っている何かで埋めてほしいのであ >る。そうしないと物語として成り立たないのだ。 ISAMさんの文章は論説として普遍的な真実がいくつか語られていると思います。 私が解説をつける事もできませんが、上記の部分は考えさせられました。 いわゆるそれを TOSHI さんあたりは「文法」という言葉で表現しているので ありましょう。しかし普遍的に議論を進めようというならば、上記のようにスタッフが やるべき部分を視聴者に押し付けてしまった、という方が実はまだしも真実に近い のでは、と考えます。それはその文法というのが実際には論理的な、「学べる」種類の 物であるというより、個々人の主観に根差す部分が大きいであろう、と判断されるから ですが・・・・・もしもそれが存在したとしても、視聴者の多くが「80才なみ」で ある可能性も現段階では高いと思います。そのあたりの「想像力」が TOSHI さんの 文章には欠けているのよね。世の中の人間は「驚くほど」自分と違うのに。 > 結局それは何かというとあっけない・・・「構成」である。 > OVA的という形容は、これで説明される。 > つまり描きたいシーンだけ描いているからだ。 OVA的というのは感想として多くの人が思っている事のように思います。 そして「構成」という単語をもっと刺激的に表現するなら「戦略」とはいえない でしょうか?えー銀英伝を持ち出すつもりはありませんが、(^^;)基本的な戦略が おかしく、一回一回の出来でそれをカバーするのは難しい、「ミラクル・ガールズ」が そういう作品になってしまうかも、という危惧は確かにあります。ちなみに私の場合は 全体としての雰囲気は気に入ったがキャラの印象は驚くほど薄かった。まして雰囲気が 気に入らない人はどうなるか、と考えると結構心配な物はあります。 それとたまたま自分の手元にぴったりと合う「カード」があったからといって それが普遍的な真実を持つかのように「錯覚」してしまう例というのは少なくない。 「ミラクル・ガールズ」がそうかどうかは、もう少し考えていこうと思ってます。 > あとぉ名作を好きな1つとして 表面的な感情のやりとりではなく > 日々日常的なやりとりの中から 心の交流がおこなわれる... > 些細な動作に意味がある... こういう写実性が意味を持ち得る場合というのは、よく言われる事ではありますが 論理そのものに揺るぎのない「強靭さ」があり首尾一貫している事が多いです。 言い換えると作者が書こうとしている事が立体的に、はっきりと提示されている ということです。それは優秀さが際立つほどわかりやすくなるものです。 具体例だとヘミングウェイの小説や高橋留美子の「めぞん一刻」、あるいはドイツ系の 優れた交響曲、映画ならナウシカのような、と列挙して行くと理解してもらえます? ところで私は、唐突にうる星の「ラム・ザ・フォーエバー」を思い出しました。、 あれは「映画」としてどころか、「OVA」としても許せないと思っているのですが、 その欠点に今回類似する部分がなんとはなしに感じられるのは、自分にとって先行きの 不安を感じさせたりするのですね。(^^;) (まちばり氏はこれを傑作と思っているそうですが、その件についてはまたいつか) > もっとも、アニメファンってものを定義しようってこと自体が問題ありと私は これは確かに。「映画ファン」や「音楽鑑賞が趣味」というのを定義できないのと 同じ。内訳があまりに巨大すぎる。 最後になりましたが・・・・・ > そりゃちょっと違う。これはそういう事を言っているのではないのではないで > しょうか。 う~む。難しいです。考えています。 MAP2513 夏のこたつ