#134 Article 471 Posted at 1993/01/18 22:33:51 by 根本 剛志 (MAP1144) [NO.01]

Subject: Re:*21 曇りのちみかげ /470 ....... /311 /310

>論理的、ねぇ・・・・

 空想の世界である以上、文学的な物もあるかもしれないが、TVアニメの場
合、本を読むという行為ではなく、一方的に映像が流されるということをお忘
れなく。噛み砕くまで何度も同じところを読み返せる活字、若しくは漫画と違
い、流される映像なのであるから、観る者に対して理解し易いように筋道を立
てるべきで、監督の情感・叙情を述べる文学的な物の考え方よりも、論理的な
物の考え方で作るべきであると私は思う。

 TVアニメ「ミラクル☆ガールズ」についてはOVAの陥りがちな『何度も
観れば理解出来る』若しくは『させる』と言った独り善がりな作品になってし
まっていると思う。このボードに当初引合に出された「エミ」の某「蝉時雨」
ならそれも良かろう。何しろOVAであるしファンを相手にした商売なのであ
るから。最終話三部作もアレはアレで良かろう。キャラクターは元より世界観
も完成されているのであるから。

 だが、何度も言うがTVアニメ「ミラクル☆ガールズ」は始まって二話しか
作られておらず、視聴者を引き付けるべき使命を持つ第一話は素直に観せる作
品となっていなかった。前記のように論理的な作り方を目指すべきところを叙
情を持ち出したばかりに、単に混乱をもたらしたばかりではなく、その二作は
シリーズ物に必要な演出の有機的繋がりを持っていない。つまり話(シナリオ)
は続き物なのにシリーズとして考えると全くの別物であり、各担当演出の独り
善がりな作品となってしまっている。これは作品世界に秩序をもたらし、そし
て第一話の演出を行った監督の責任だろう。

 よって、私は放映された二作が『大嫌い』であるし『詩』等と表現し作品を
評価する言動には無理な感覚を受ける。

                         根本 剛志(MAP1144)