#131 Article 297 Posted at 1993/03/04 01:55:29 by がるがり (MAP2934) [TALK.19]

Subject: #19「楽しみな日曜日」 全会話

#19「楽しみな日曜日」Aパート 全会話
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ジェニーNA	「楽しみな日曜日」

NA	「はじめての学校で可哀想にジェニーは規則を破ったという理由で罰を受け
	 暗い地下室で一夜を過ごしました」

ベティ	「ぁ~」
モーラ	「ベティ! 起きなさい ベティ」
ベティ	「まだ眠い」
モーラ	「食事に遅れたら罰を受けるわよ」
カンナ	「ほら ベットをきちんとして食堂へ行くのよ」
モーラ	「おはよう カンナ」
カンナ	「まぁ~ 良くお休みだこと
	 そっとしておきましょ 規則を覚える良いチャンスだわ
	 そうでしょ」
キャシー 「私の意見が必要なの? 」
カンナ	「まぁ~ ジェニーとかいう子はベットを使わなかったのかしら」

(食堂の騒音「おはよう」数回)
ナンシー 「私 地下室に行ったことあるけれど ネズミが居るのよ
	 こんな 大っきいの」
モーラ「きゃっ☆ 私なんかとてもそんな所には居られない」

カンナ	「当然の罰だわ すこしは堪えたでしょう」

モーラ	「一晩中 ネズミの居る地下室に独りぼっちにされたら」
ナン	「しっ!」
アンナマリー 「おはよう 地下室がどうかしたのナンシー?
	 新入生がもう一人居たはずだけど…」
カンナ	「あら そうでした?
	 食欲が無いんですって ホームシックですわ 彼女も新入生です」
アン	「そお すぐに慣れるわ
	 ガーランド先生 昨日 罰を受けた生徒が居るんでしょうか? 」
ガー	「ふむ? 」

ガー	「あのアンナマリーは この学院にはふさわしくない教師だわね」
ヒラリー 「でもアンナマリーは 院長や学園の評議委員会と親しくしていますわ」
ガー	「評議委員会への報告など握りつぶしてしまえばいいのよ
	 最初にきちんと教育しておくべきだったわ
	 ジェニーのようにね そうすればすぐに素直になれる
	 ジェニー・マクダウエル 少しは反省できましたか? 」
ジェ	「はい」
ガー	「結構 ではここから出してあげましょう
	 で 反省して何を学びました」
ジェ	「規則に従うことです」
ガー	「よろしい この学院の規則は…」
ジェ	「いいえ 先生
	 正しいと思ったら自分の規則に従うべきだということを学んだんです」
ガー	「どこへ行くんです? ジェニー」
ジェ	「院長先生にお会いします」

ミンナ	「まぁ 地下室に! 可哀想に
	 ガーランド先生は教育に熱心なあまり少し行きすぎたところが有るんです
	 これはあなたの物よ亡くなられたお母さまのためにも一生懸命勉強なさい」
じぇ	「はい! 院長先生
	 あの それから 友達のベティの…」
ミンナ	「持っているのはかまいませんが
	 校内でのお化粧は禁止されてると伝えてください」
ジェ	「はい」
ミンナ	「ヒラリー」
ヒラ	「はい 院長先生」
ミンナ	「リンダに ジェニーの食事の用意をさせて
	 それから ガーランド先生にお話しがあるので
	 ここへ来るように伝えてください」
ヒラ	「はい わかりました」
ミンナ	「さぁ ジェニー 授業が始まる前に食事を取っておきなさい」
ジェ	「はい 院長先生 ありがとうございます」

ベティ	「ジェニー」
ジェ	「はい」
ベティ	「ジェニー
	 院長先生の部屋に無断で入ったのをあなた一人のせいにしてごめんなさい」
ジェ	「ううん いいのよ
	 そうだわ モーラ 私今から食堂へ行くわね」
モーラ	「ど どうして私に断わるの? 」
ジェ	「行き先を知っていれば 後をつける手間が省けると思って」
モーラ	「まぁ」
キャ	「敵はあまり作らない方がいいわよ」
ジェ	「敵が多ければ多いほど味方の数もそれだけ増えるわ
	 どうしたの ベティ 元気無いじゃない」
ベティ	「お腹が空いて」
ジェ	「まぁ 朝ごはん食べたんでしょう」
ベティ	「ううん」

じぇ	「おはようございまーす」
リンダ	「あなたが ジェニーさんかね お食事の用意はできてますよ」
ジェ	「あの ベティ この友達も朝ごはんが食べられなかったんです」
リンダ	「そのお嬢さんは時間に遅れたんで食事は出せないことになってるんです」
ジェ	「まぁ そんな規則まであるの じゃあいいわ
	 ベティ 一緒に食べましょ」
ベティ	「でもぉ ほんの少ししか無いのに 半分こしたらジェニーの分が…」
ジェ	「一人だけ う~んとお腹を空かせてるより
	 二人で少し お腹を空かしている方がいいじゃない」
ベティ	「まぁ ありがとうジェニー」
ジェ	「いただきま~す
	 おいしい! このスープの味 マミーが作ったのと同じだわ~」
ベティ	「マミーって? 」
ジェ	「私が生まれたときから ず~っと 家で働いてくれた世界一の料理番よ
	 お料理もお裁縫もなんでも上手でよく教えてもらったわぁ」
リンダ	「ジェニーさんはどっから来たんだね」
ジェ	「ジェニーでいいわ ペンシルバニア州のローレンスビルよ」
リンダ	「ペンシルバニア
	 じゃ 移って来たんだね そのマミーって人は
	 この味はジョージアの味付けだよ」
ベティ	「あのぉ ありがとう」
ジェ	「ありがとう おばさん」
リンダ	「リンダっていうんだよ でも先生にはナイショにしておいておくれ」
(モーラ 「うふ」 食堂の窓から覗きこんでいた モーラ)
リンダ	「厄介ごとはごめんだからね」

ガー	「ふむ 何ですかこのリボン 長さの規定をちゃんと守りなさい
	 エミーはさみを」
エミー	「はい 先生」
ベティ	「わぁ 私のリボン」
ガー	「規則なのベティ」
ベティ	「あぁっ」
ローザ? 「(泣き声)」(ベティの他にもリボンが切られて泣きだす子)
ガー	「ふむ…
	 むっ 合格」

ジェニーNA 「親愛なるスティーブンへ この間はごめんなさい
	 この学校はやたらと規則というものがあって 自由に出られないの
	 でも授業は最高です
	 特にアンナマリーという先生の授業はとても楽しいんです」

アン	「こんな話は知ってる?
	 肉の塊をくわえた犬が 橋を渡ろうとしてふと見ると
	 川の中に自分よりも大きな肉をくわえた犬をみつけました
	 思わず ワン と吠えてしまい 自分の肉を川に落としてしまいました
	 そお! イソップの童話ね でもどうして犬は吠えたのかしら? ローザ」
ローザ	「えっとぉ」
アン	「ローザ 教科書には載っていないわ」
ローザ	「は はい」
ベティ	「きっと川面に写ったお肉の方が大きく見えてそれで」
アン	「そうよ このお話知ってたの? 」
ベティ	「いえ あの経験から」
エミー	「先生 このお話しが進学のための勉強となにか関係有るんですか? 」
アン	「いいえ 先があるの
	 クリス このお話は何を伝えているのかしら? 」
クリス	「『食欲と幸福はいつも顔を背け合う』」
アン	「いい線だわ ベンジャミンフランクリンの言葉ね
	 エミー いまの格言の出典は?」
エミー	「…わかりません」
ジェ	(ベンジャミンフランクリン…)
アン	「ジェニー? 」
ジェ	「あのぉ~ たしか『貧しいリチャードの暦』だったと思います」
アン	「よく知ってたわね」
ジェ	「お父さんの書斎にしまってあったのを見たんです」
アン	「では『食欲と幸福はいつも顔を背け合う』
	 という言葉について考えてみましょう」

ジェニーNA 「アンナマリーはいつもこんな調子なの
	 教科書に無いいろんなことを教えてくれるの
	 そしてそれは私達に自分で考えることを教えてくれるんだと思うの
	 ガーランド先生の授業はいつも判で押したような授業で
	 おかげで予習が分かりやすいわ」

ガー	「ジェニー この問題を解いてごらんなさい」
ジェ	「はい 先生」

ジェニーNA 「とにかく ようやく授業にも慣れてきたわ
	 スティーブンの方はどう? 手紙を下さい
	 そして話したいことが山ほどあるのきっと遊びに来てね」

ジェ	「あ~ はやく配達してくれないかなぁ 返事が待ち遠しいんだから」
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#19Aパート終わり #19Bパートへ
#19「楽しみな日曜日」Bパート 全会話
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NA	「ジェニー 学校に慣れてよかったね
	 ボクの方は相変わらず難しい法律の勉強に追い回されて くたくただよ
	 でも すぐそばにジェニーがいて頑張っていると思うと少しも辛くはない
	 ボクも話したいことが山ほどあって とても手紙では書ききれない
	 今度の日曜日 迎えに行くから待ってて		スティーブンより」

ジェニー 「スティーブン」
ベティ	「ジェニー 明日の日曜日にパパとママが迎えに来るって
	 一緒にお芝居をみてお食事するの ねぇジェニーも来ない? 」
ジェ	「せっかくだけど私も友達が迎えに来てくれるの
	 キャシーは予定が有るの? 」
キャシー 「ニューヨークの本屋さんが来るの」
ジェ	「まぁ 本屋さんにお友達が居るの! 」
キャ	「いいえ 注文していた本が届いたっていう知らせよ
	 あなたは何でもお友達にしちゃうのね」
ジェ	「そうよ お友達は多い方がいいわ
	 それっ
	 あ~ 早く明日にならないかなぁ
	 ベティ もおいでよ とっても気持ち良いわよ」
ガーランド 「ジェニー!」
ジェ	「あっ 先生もどうですかとっても気持ち良いです」
ガー	「はしたない それでもレディと言えるんですか? 」
ジェ	「私はレディなんかじゃありません
	 ジェニー・マクダウェルです」
ガー	「お話しがあります私の部屋へ
	 ベティもよ」

ガー	「どうなの リンダ 本当のことをお話なさい
	 あなたが規則を破ってベティに食事を出したのね」
リンダ	「あのぉ 随分前のことなのでハッキリとは・・・」
ガー	「規則は規則です たとえ何年前のことでも うやむやにはできません
	 それに 証人も居るんですよ」
ジェ、ベティ、リンダ 「えっ!」
ジェ	「その証人って誰ですか? 」
ガー	「そんなこと関係ありません あなた達に来てもらったのは
	 規則を破ると一体どうなるのかをハッキリと教えておくためです
	 何も話すことが無いのなら 今日限りでここを出ていってもらいます」
リンダ	「ク クビですか」
ジェ	「あの ベティに食事をだしたのは 私です」
ガー	「まぁ 本当なの? ジェニー」
ジェ	「あ はい リンダは何もしていません
	 私が無理矢理リンダに頼み込んで
	 だから リンダには何の罪もありません
	 クビだなんて取り消してください」
がー	「そう やっぱりあなただったのね
	 リンダもういいわ」
リンダ 「あっ あの 先生」
ガー	「ここで働きたいんでしょ リンダ
	 それとも他に働くところでも有るの?
	 ではジェニーがリンダに代わって罰を受けなければなりませんね」
ジェ	「はい」
ガー	「明日は日曜日だったわね」
ジェ、ベティ 「あぁ」
ガー	「ジェニーから外出許可願いが出てたわねぇ」
ジェ	「先生 それだけは許してください
	 他の罰でしたら何でも受けますから」
ガー	「いいえ ジェニー
	 これでジェニーも規則を破るとどうなるか身にしみてわかるでしょう
	 明日の外出は…
	 後にします これは院長先生」
ミンナ	「あら お話中でしたか なにかご用があるとうかがったものですから」
ガー	「わたくしがですか 院長先生? 」
ミンナ	「ええ 呼んでると 何のお話をしてらしたの? 」
ガー	「あ いいえ あの別に
	 さあ もうお話はすみましたよ お帰りなさい」
ベティ	「わぁ」
ジェ	「ではあしたの日曜日外出してもよろしいんですね」
ガー	「え えぇ もちろんですよ」
ジェ	「ありがとうございます」
ミンナ	「では伺ましょうか」
ガー	「あ はい その授業の内容について御意見を頂きたいと…」

(「日曜日よ!」「外出日よ!」 歓声)
ローザ 「ジェニー どお? このドレス」
キャ	「そんなのを着ていたらガーランド先生に外出許可を取り消されるわよ」
ロー	「うふ 平気よぉ 朝の点検が終ってから着るんだもん
	 外出さえすれば規則なんて関係ないわ」
ジェ	「ベティ そのリボン長すぎない?」
ベティ	「同じ長さよ ただリボンを広げて結んでるの 可愛いでしょ」
ジェ	「なら大丈夫ね」
キャ	「まるでここは牢獄ね」
ジェ	「きっとガーランド先生は
	 私達に自由のありがたさを教えて下さっているのよ」
ロー	「そんな勉強なんてしたくないわね 規則なんて無くなっちゃえばいいのに」
ベティ	「ほんとぉ 私 規則なんて大嫌い」
ジェ	「さぁ 大嫌いな規則が待っているわ
	 早く片付けないとメイフラワー号に乗り遅れるわよ」

ガー	「今回は 無事に外出できるようね ジェニー」
ジェ	「感謝しています ガーランド先生」
ガー	「うむ?
	 まぁ ベティ今日も可愛いリボン付けているわね」
ベティ	「はい」
ガー	「規則はしっていますね」
ベティ	「あのぉリボンの長さは規則通り」
ガー	「長さのことじゃないのよベティ 派手な結び方の話をしているんです」
ベティ	「あっ」
ガー	「何度言っても分からないようねベティ 仕方ありませんね
	 今日の外出は取りやめにしてゆっくりと反省をしてもらいましょうか」
ベティ	「そんなぁ パパとママが来るんです」
ガー	「規則ですベティ きっと御両親も分かってくださいます」
ジェ	「ガーランド先生 ベティは今日の外出をとても楽しみにしてたんです」
ガー	「だれが話しなさいといいました」
ジェ	「ここでは話すのにも許可が必要なんですか? 」
ガー	「ジェニー おだまりなさい」
ジェ	「いいえ だまりません
	 先生は規則規則と言いますが 一体何のための規則なんですか?
	 私達は規則を学びにこの学院に入ったんじゃありません
	 みんなもそう思っています」
ガー	「みんな? そうですか? それでは 本日の外出許可は全員取り消しに
	して規則について学ぶことにしましょう
	 どうなんですか? みなさんもジェニーと同じ考えなんですか?
	 それとも ジェニーが一人でそう言っているのですか? 」
ジェ	「みんなだってこんな規則は 無意味だ 大嫌いだって言ったじゃない
	 あっ スティーブン」
ガー	「またあの男の子 ジェニーお友達が迎えに来ましたよ
	 ではこうしましょう
	 あなたには規則の大切さをしっかりと学んで欲しいのです
	 お友達に会えないと断わってきなさい」
ジェ	「そんな」
ガー	「いやなら 全員の外出を禁止し 誰が規則が嫌いと言ったか調べます
	 どうなんですジェニー? あなた次第です」

スチーブン 「あぁ ジェニー!」
ジェ	「スティーブン」
スチ	「おはようジェニー おはようございます先生」
ガー	「おはよう ジェニーがあなたにお話しが有るそうなの」
スチ	「話って? 」
ジェ	「スティーブン
	 スティーブンしばらく会いに来ないで欲しいの」
スチ	「なんだって」
ジェ	「私 今 とっても勉強が忙しいのよ だから邪魔しないで」
スチ	「きょ 今日も?」
ガー	「ジェニーは成績がものすごく良いんです
	 それでわたくしも期待しているんですよ
	 さあ そういうことですから お帰りなさい
	 ジェニー 勉強しましょうね」
ジェ	「スティーブン さよなら」
スチ	「ジェニー どうして
	 ジェニー ジェニー」

NA	「ぼくはその時遠ざかるジェニーの後ろ姿に
	 その名を呼び続けるしかなかったのでした」
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#19Bパート終わり 次回予告へ
						By.がるがり(MAP2934)
p.s.#131の注意書きを読んで御利用ください