#13 Article 9805 Posted at 1995/03/25 06:21:28 by かくた (MAP4496) [OUMU]
Subject: Re:*8 オウム真理教強制捜査 /9803 .... /9781 /9780
つーわけで話ズレますが……。ちと長いですがかんべん。 ヨタ話でも許されるのがメイプルのいいところだと思うので。 昨年末の冬コミ初日、私は昼から行ったのですが、会場脇で新書サイズのパンフを 配ってる連中がいました。 内容はというと、現代日本の危機的状況を訴えるもので、内容はコメ自由化から自 衛隊の海外派兵にまで及び、一読した私はてっきりどこぞの革新系団体のパンフだと 思ったものです。「日本がアメリカに属国化されつつある」てな論調にはチト違和感 をおぼえたのですが。で、奥付をみてみると 発行:(株)オウム うっひゃぁ(笑)。 前回の参議院選挙で麻原尊師(笑)をはじめとするオウム会員が東京地方区で出馬し ました。一世を風靡した「しょ~こ~しょ~こ~しょこしょこしょ~こ~」という歌 や、麻原師やゾウのカブリモノをかぶっての選挙運動などに話題が集りましたが、こ の時期にばらまかれた「麻原師の奇跡の数々を描いた劇画(爆笑)」なんてのがありま した。「'8X年に日本を襲うはずだった一大危機(その内容については詳説なし)を、麻 原師が祈りで回避した」とかいうエピソードが爆笑もので、愛読しておりました私。 だいたいオウムの教義と当時の選挙公約の「消費税廃止」がどー関連あるんか、と笑 い物にしてたもんです。 しかし前述したパンフを見て、政治舞台への進出という彼らの野望が本気であった のだと気づいたのです。しかもいまや日本では滅びつつある「革新」という立場をと って。 以前から、オウム信者と付近住民の対立、そしてそれに介入する警察とのもみあい を見ていて、「不当だ!」「暴力だ!」と叫ぶオウム信者を見るたび、「なんかかつ ての○○反対運動とおなじことしてんなぁ」と思ったものです。数年前、講談社にお しかけた幸福の科学のデモなんかも「隊列もコール(掛け声)も初めてやったデモとは 思えない。きっとデモの指揮者は経験者だぞ」なんぞとそのテの友人と話していたも のです。 余談ですが、今回の強制捜査を見ていてあたしは「ああ、三里塚みたいだなぁ」と 思ったものです。わかんないひとは『ぼくの村の話』を読んで下さい(笑)。 かつて60年代末から70年代初頭にかけて「政治の季節」と呼ばれた時代がありまし た。その時代に政治運動の指導的立場にあった人たちは、ある人は運動を離れて沈黙 し、ある人は新しい形の運動に活路を見出し、そしてある人はまーったく進歩ない同 じ政治組織を続けていたりします。その個々に対する評価はさておくとして、上記の ような新興宗教団体に、「政治の季節」を通過してきた人物が少なからず流入してい るのではないかという気がしてなりません。上記の幸福の科学のデモ、かつては麻原 尊師が空中浮遊するだけがウリだった超能力宗教であるオウム真理教の劇的な「左」 旋回。 たしかに新興宗教がその規模を巨大化するにつれ「政治」に手を出すのはある意味 でお約束なんです。公明党(かつては「仏教的社会主義」を唱えていた革新勢力なんで すよねぇこれが)なんかその最たるものですね。 もともとオウム真理教てのは、60年代末からの欧米のヒッピームーブメントの影響 を感じます。麻原師の顔見てもヒッピー風でしょう?(わからない人は「ゲバゲバ60 分」のハナ肇を思い浮べて……余計わかんないか(笑)) 上九一色村の施設を見ても ヒッピーのコミューンを思わせます。西洋キリスト教文明の限界を東洋思想(特にイン ド)で乗り越えようと試み、自給自足を基本とし、クスリやってトリップして異世界を 見て、反体制反国家というのがヒッピーのライフスタイルですから。 ただ、強制捜査に伴い、建物に数十人が監禁されてるのが発見されたという新聞報 道を見る限り、どーも初期のヒッピー風から大幅にズレが生じた強制力が教団の中に 働いているな、という感があります。ヒッピーは強制を最も嫌うライフスタイルです から。 解脱すると空中浮遊できますよーとかいってる自己改革目的だったはずの宗教が、 なぜあんな天下国家を論ずる集団になったのか。どこぞの新聞の誰かの発言ですが 「麻原師から教団をのっとって実権を握ってる奴がいるのではないか」という意見に あたしも同感です。しかしだからといって無差別殺人に走る理由にはなりません。ど ーもその辺が不可解なので断定的な発言はしたくないあたしでした。詳しくは捜査の 結果を見てから……と、おいおい別件捜査には反対なんじゃなかったのか(笑)。 ちなみに警察が捜査段階でありもしない証拠品をデッチあげることはありえます。 「狭山事件」をご存知の方ならよーくおわかりかと。でも人が死ぬような謀略を仕掛 けるとは到底思えませんね。 最後に、ホントにどーでもいい話なんですが、指名手配されたオウム会員「松本剛」 と同名のマンガ家さんが、今でも少ない仕事をさらに干されるんではないかという心 配が……(笑い事じゃないかな?)。心ある有志は松本(マンガ家の方)エイドとして、 単行本『すみれの花咲く頃』『北京的夏』(ともに講談社コミックス)を買うように(笑 )。 かくた p.s. とゆーわけで、冬コミで上記のパンフ(小さな虫メガネつき)もらったひといませ んか?