#124 Article 631 Posted at 1993/05/07 19:53:33 by ゆ~さく (MAP1754) [ZO]

Subject: Re: 変身…… /617

んで『ZO』だけど、絶対観るべし。

一言で言って『ゼイラム』なんだけどね~。徹頭徹尾雨宮映画(笑)。
あいかわらず変な文字も出るし。(^^;

でも『ゼイラム』を観た時に思った、「このヒトに金をたっぷり渡して好きに撮って
もらったらハリウッドに負けないモンを作れるんじゃないか?」っての、

まさに ☆ソレ☆ をやっているだよぉ!

「見せ物映画」としての画面作りだけを観たら、とうとう久しぶりにハリウッドに
負けない日本製SF特撮映画が現れたぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

メインの敵のネオ生命体よりも、コウモリ男とクモ女が輪をかけてスゲぇ。
クモ女なんか恐くて、ガキ泣きわめいてたし。
ラスト近くのネオ生命体の、悪夢の様なイメージも依然秀逸。

				*

…脚本がアレなので、ラストが失敗して、すっげぇ食い足りなくなってるけど。

そういや、脚本のお方が「あの監督はちぃっとも俺の書いた通りにやらねぇ」って
怒ってたって話をどっかで聞いたけど、そりゃきっと大正解ってなモンでしょぉね。
いっその事「親子の情愛」の脚本なんか捨てて、最初から最後まで見せ物グチャグチャゲロゲロ化け物映画に徹した方がさらに成功したんじゃないかとすら思えるでごんす。

				*

…しかし、雨宮映画を観た時に満足出来るのは、着実な「監督としてのポリシー」を
感じるからなんスよね。

『ゼイラム』の時も、予算の少なさにめげずに、

○「出演者を3人(+化け物)だけに絞る」
○「舞台はその辺の街でオールロケ(鏡像世界の亜空間の東京…という設定)とする」
○「浮いた分の金を全部光学合成に叩き込む」
○「主人公のねーちゃんの演技の下手さは異星人だから…という事でカバー」
○「その分バイプレイヤーに上手い個性派を連れてくる(「未来忍者」でも使った方法)」

…なんかの作戦がビシッと効を奏してたから心動かされたんですが、今回もその辺の
上手さはなかなかのもんです。

どっかのインタビューで雨宮監督本人が言っていた弁ですが、『"ライダー"はまず
第一に「寡黙な男」でなければならない…と設定しました』なんてお言葉も、今から
考えると監督のタクラミが見えて笑っちゃうわね。
主役のあんちゃんの演技の異様な下手さも、「ああ、コイツ改造されたショックで
精神的外傷を受けて「変なヤツ」になっちゃったんだな」という事で納得できる(笑)
ツクリになっております。ぶわははは(^o^)。

という訳で、ひさびさに日本特撮映画界にモルヒネとなるかも知れない気鋭監督、
雨宮の『ライダーZO』、ぜぇったいに観ましょう。


『次回作、大期待!!』ゆ~さく!