#124 Article 611 Posted at 1993/04/20 23:58:51 by ASA (MAP2105) [GRIDMAN]
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>「トロン」的世界をどう解釈するか、コンピューター内部の電気的信号のやり >取りはそもそも画にするとどういう物なのか、の問題でしょうか。 いや、コンピュータ内部を舞台にした仮想巨大ヒーローという着想はいいんで す。これは低予算をカバーするだけでは終わらない面白さを持っていると思いま す。不満なのはその設定が充分に生かされていない、また実際にパソコンを使っ てる者として納得が行かないということで。 たとえば怪獣はカンちゃんがえいっとやるだけでよそのコンピュータに送り込 まれてしまいますが、本当なら侵入のプロセスだって相当大変であるはずだし、 怪獣描写という側面から見ても、システムの防衛機構をばりばりブチ破って内部 に侵入した方が迫力ありますよね? 知らない人間を楽しませながら、知ってる人 間をうならせるくらいのことが出来なきゃ着想の面白さは生きない、と思うので す。 また、それが外からそのまんまに見えてしまったらただの巨大ヒーローものと 変わらなくなってしまうわけで。グリッドマンの設定において「コンピュータも のである」ということは「怪獣ものである」ということと同じくらい重要なんで すから、それはハッキリさせて欲しい。 例えば、 A:>vaccine<CR> なんて打ち込んでワクチンプログラムを作動させると、中ではミサイルが怪獣 に向かって飛んで行く。けれど怪獣には効き目がなく、画面には「ウイルスを除 去できませんでした」なんてメッセージ…… ぼく自身ウイルスに悩まされたことがないのでこの程度のことしか書けません が、デバッグなんかで感じるもどかしさに近いものがあると思うんですよ。でも そのもどかしさこそがパソコンを使うという実感でもあるんです。 それなのに、実際の映像ではアメリカン・ニンジャ映画の日本描写、「フジヤ マ、ゲイシャ、サムライ、ハラキリ」あんなレベルでコンピュータを描いてるよ うにしか見えない。あっちの方がまだ笑えるだけマシなくらい。 間違ったデフォルメならしないほうがいいというか、大きなウソをつくなら小 さなウソはつくべきでないというか、グリッドマンに憧れて親にパソコンねだっ た子供(いまどきそんなのいないなんて思いたくないじゃないですか)をガッカ リさせるような映像を作っちゃイカンと思うのです。 キーボードだけ打ってりゃコンピュータだってんじゃあまりに雑じゃないです か。 ウチの環境が時代遅れなだけだったりして(笑)ASA