#124 Article 4210 Posted at 1996/07/15 22:22:45 by 輪違聡司 (MAP3135) [GAMERA2]

Subject: Re:*4 ガメラ2-レギオン襲来- /4203 ... /4193 /4117

日曜日に見に行ってきたっす。一応、これから見ようという人は、読まないことを
お薦め^^;

 で。
 背筋震えたっす。怖かったっす。

 G1は怖くはなかったんですよね。でも今回は怖かった。

 何が怖かったかとゆーと、「やっぱ等身大の化け物は巨大怪獣にはない怖さがある
よなー」ってーのも、あることはあるんですが(^^;、私が感じたのは「戦争」って部分
ですか。
 つっても、映像に直接的な衝撃があって…ってワケではなくて(もちろん、映像が
そのトリガーであるし、なにより「リアルな実写映像」であるが故、なんですが)、

 「ああ、オラが国日本で、今の日本で、戦争が起きてるんだなぁ」という…いわば
観念的な気分に支配されてしまい、そこに基づく怖さを、一人で勝手に感じてしまっ
ていたのでした。
 私が、このオーソドックスな「戦争映画」的人物描写に、素直に反応しちゃった…
ってことなのもかもしれませんけど。

 単に私の映像経験が貧困なだけではあるんでしょうが、こーゆーのって、今まで
あまり見たことなかったんスよ。

 アメリカ映画なら、こーゆー方向の作品を見せられても別に驚きゃしないし、なに
より「オラが国」ではないから、大したことはないんだけど(でも「インディペンデン
ス・デイ」の予告編は震えるものがあったなぁ^^;)、

 日本映画で、実写で、現代日本で、戦争…ってのは、新鮮な体験でした、私は。
 パニック映画やバイオレンスアクション映画とは、やや異質の怖さがありました。
 こーゆー質の怖さを感じたのって、ガキの頃にTVのロードショーで見た
「皇帝のいない八月」以来かもしんないです。

 まぁ、映像自体は、意外とあっさりした物だったように思いますし。

 群体レギオンとの最後の戦いが、ヘリでブワァァァッってんじゃなくて、小銃を
持った歩兵部隊と群体レギオンとの銃撃戦・肉弾戦みたいな物だったりしたら、私ゃ
日曜の夜は、怖くて寝付けなかったかも(笑)
 まぁ、「ラストの戦いは、ガメラVS大レギオンと人間VS小レギオン」みたいな話を
雑誌等で読んでいたから、「そういう画があるんだろう」と勝手に想像していたん
ですけどね(結局、予告で永島敏行が撃っていた分だけだったのね(笑))

 ……で、或いはそーゆー勝手な想像をしていたが故かもしれませんけど、なんだか
妙に薄いなー、淡泊だなー、という気もしてまして。

 ……レギオンを攻撃に行く前に「怖い」という話をしていた戦車兵。彼らは、レギ
オンの攻撃で戦車部隊の半数が壊滅した時、どうなったんだろうか?どうしていたん
だろうか?

 若干中途半端な感もあるんですよね。「怪獣映画」と「戦争映画」どっちつかず、
というか…誤解を恐れずに言うならば、「子供向け」と「大人向け」どっちつかずで
迷いがあるような印象を受けたんです。

 ヒット作が出たら、今度はその続編で……という発想になってしまう、今の日本の
映画界(日本に限らないのかもしれないけど)に問題があるのかなぁ…?
 同じスタッフで、違う切り口で、新たな舞台を設けた上での作品を作れるよーに
なって欲しいなぁ、なんて思ったりも。

 とか言いながらも、楽しませてもらったっす、ガメラ2。
 仙台でガメラが復活する件など、なかなかグッと来る物を感じながら見てました。
 ……別に、前田亜季ちゃんが出てたからとかゆーわけではなくて(笑)

 ラストの元気玉っすけど、なぜかあまりヒキョー感は感じなかったんですよ。^^;
 「いきなりラストをこんな大技でオトしちゃうのはヒキョーだよな」と冷静に考え
つつも。うーん(笑)
 とりあえず、ガメラが「何をしでかすか判らない、人間とは異質の存在」である
ことを感じさせるのには、一役買ってるんじゃないかな、と思いましたです。

 この辺、おそらくは「ガメラ3」への伏線だろう、ってことで。

 パンフの伊藤さんの話を読むと、3部作構想というのがあるそうですし(笑)、そー
なるとやっぱり、今回の「G2」を踏み台にした「G3」には、期待がかかろーって
もんです。
 じっくりと腰を据えて、また素晴らしい作品を作っていただきたく思います。


                    長文ごめんなさい。わちがいそうじ。