#12 Article 4414 Posted at 1989/04/25 03:31:22 by ISAM (MAP1129) [PC]

Subject: Re:*5 ベスト(my) マイコン  /4413 ... /4409 /4408

16bitといえばMSX3だっ!(ほとんど無理やり)
 もしもMSX3が出るならば、今度は16bitでありましょう。
 そうすれば、最高の16bitはMSX3だっ! と叫べるようになって嬉しい~
 Mac万歳という意見が多いみたいですが、なぜMacが素晴らしいかというと、そ
れがMacであるからだと僕は思います。
 けっしてハードウエアの機能が高いわけでも(これに関しては衆人の意見の一致する
ところだと思います。ただし高いと良いは別問題)TOOLBOXなどといった基本ソ
フトのデザインが優れているわけでもない(これもデザインが優れていると使いやすい、
機能が良いとは別問題)Macが、これほどまでにMacとしての姿を保ち続けられる
のは、そういった物質的なものに縛られない、設計思想ともいうべきものの方向性が広
く人々にアピールしているからだと思うのです。
 つまりMacというのは「Macのソフトはこうでなければいけない」、「Macと
はこうあるべきだ」という考えがソフトハウスを含めたユーザー層に浸透しているから
存在しうる、と考えることができます。
 そういった、ものを「オブジェクト指向」なり「モードレス」、「ビジュアルインタ
ーフェース」といった様々な言葉で表わすことはできますし、それはより具体的に目で
見、手で掴めるものとしてMac上で示すこともできます。
 これがMacというものなのでしょう?
 しかし、それに対して一つの小石を投入れたのが、ことあろうアラン・ケイであるの
もまた事実です。アラン・ケイはNeXTを評して、ビジュアル的であるジョブズの考
えが表われたマシンでありゆえに弱点がある、といったことを言いました。
 この言葉はそのままMacに返ってきます。
 Macのビジュアルインターフェースは直感的ですが、それが通用しない分野もある
のです。逆にIBM-PCや98はモーダルで基本的にテキストベースなマシンです。
ちょっと見にはとっつきが悪く、昔風のコンピュータではありますが。それが悪いとか
滅びるべきものであるといった論議には何の決着もついていません(つまり今後とも生
残る可能性は十分あるということ)。
 ではMSXの話に戻ります。MSXとは何であるかというと、AVパソコンでしょう。
AVパソコンとしては、ほかにはAmigaとかもあります(88VAもたぶんそうで
しょう。X68000は僕はわかりません)。
 僕はAVパソコンが好きなのでMSXがより好きになったのです。例えばMacのア
ーキティクチャはAVという点では98並みにカスってます。
 AVのAはオーディオで特に規定はないのですが、Vはテレビ画面で今のところ家庭
用テレビというメディアに縛られてしまっています。AVパソコンとは別の言い方をす
ればディスプレイ指向(オリエンテッド)なマシンといえるでしょう。
 Macは出力に縛られことはなく、ゆえにAVではないわけです。
 MSX、Amigaはテレビの走査線にによってその動作を規定されています。
 テレビの画面は1秒間に60回書き直されます。AVパソコンはその動きを監視して適
切なタイミングで画像信号を操作します、それによって始めて画面上でリアルタイムな
変化を起こすことが可能になるのです。
 そのためにMSXでは半プログラマブルなVDPを持ち、AmigaではビデオCP
UでもってRAMへDMAをかけるわけです(Amigaの場合Aもそうする)。

 8bit最高、16bit最高といった論議は別にして、巷のパソコン雑誌がその場の気分だ
けでパソコンを評価するのには(あとスポンサーの意向ね)はっきりいって僕は頭にき
ています。CPUの種類や機能によってあらゆるパソコンの方向性を規定しようとする
100年前の発想には呆れはてているぐらいです。
 例えば、(例えが悪いかもしれませんが)X68000が良いのはCPUが68000だから、
といった論議はX68000自身を不幸にしているのではないでしょうか?(これは、「X680
00はリニアに16MbyteをアクセスできるCPUを採用している」といった形で論議され
るべきでしょう。例えば68000が先進的なパイプラインを採用していて野心的だとか、
特徴的な割込み機構を持つ、直交的なレジスタ構成や命令体系を持っているという話は
聞いたことがないので、X68000に対して68000がそれ以外の点でどのように貢献してい
るか僕にはわかりません。あっ!あと68000は安いというのがあったな)。
 僕は、自分が好きなパソコンがこんな暴言にさらされるのは好まないし、面白くない。

 結局残された道は、自分のパソコンは最高であると叫び続けることではないでしょう
か? 僕もけっして多くのパソコンに触れてきたわけでもないし、偏見も多いと思う。
しかし、そういった偏見を打ち砕くのは唯一、ユーザーの自分のパソコンに対する愛情
だと思うのです。
 というわけで、僕はMSXは最高だと思います。これからもMSXを越えるパソコン
が出るまでそう言い続けます。もしも、MSXが滅びていくマシンだとしても、MSX
の素晴らしさが広く世間に分かってもらえればTOWNSなどというマシンが登場する
ことはなかったと思うからです。
 あと、日本のパソコンがアメリカのパソコンよりもハード的に優れているという話が
ありましたが、これは迷信(やっぱり雑誌メディアのせいかな?)。
 例えばAmiga500は定価で650ドル、売値で400ドルぐらいでアメリカではMS
Xに相当するマシンだと思いますが、CPUは16bit68000を使っていて、RAMは500
kbyteです(STもあるし)。
 PC-ATコンパチならば、広告を見ていたところ。80386CPU25Mhzで64Kbyteキ
ャッシュ、40Mbyteハードディスク付きで2900ドルぐらいだったかなあ。
 というわけでアメリカの方が圧倒的にハードも良いのです。


                    みんな怒れよお ISAM